海外移住はやめとけと言われる13の理由【地獄の始まり】

海外移住

大学卒業以降、私はフリーランスとしてのキャリアを歩んできました。その自由な働き方の特権を活かし、アジア各国を数ヶ月ごとに移動しながらのノマド生活を楽しんできました。新しい文化に触れ、異なる価値観を学ぶ経験は、私にとって非常に価値あるものでした。

しかし、現在は日本をベースに生活しています。海外への長期滞在の魅力は変わらないものの、数ヶ月の滞在だけでその地の日常に飽き、時には生活の厳しさを感じることも。私はしばしば「海外移住やめとけ」と声を大にして言います。もちろん、心から移住を望む人にはその夢を追い求めてほしいと思います。しかし、単なる一時の気の迷いや、浅はかな考えで移住を決意すると、予想以上の困難に直面することがあるのです。

この記事を通して、私の経験や考えを共有し、海外移住を考える皆さんに少しでも参考になる情報を提供したいと思います。

海外移住はやめとけと言われる13の理由【地獄の始まり】

海外移住しても数ヶ月で刺激がなくなる

海外移住を考える際、多くの人が想像するのは新しい文化、異なる風景、そして未知の経験ですよね。私もかつては、海外の都市の喧騒や自然の美しさ、異文化との出会いに心を躍らせていました。しかし、実際に海外に住むという経験をしてみると、その興奮も一時的なものであることに気づかされました。そう、海外移住やめとけ、と私が言いたくなる理由の一つが、その一時的な興奮の後に訪れる日常の平凡さです。

多くの人が海外移住を考える際、最初の数ヶ月は新しい環境にワクワクし、毎日が新鮮な気持ちで過ごせると考えます。新しい友人、新しい食文化、新しい言語…。すべてが新しく、すべてが刺激的に感じられるのです。しかし、その新鮮さも時間とともに薄れていきます。新しい環境に慣れ、日常が定着してくると、徐々にその日常が平凡に感じられるようになるのです。

日本にいたときの日常と同じように、海外でも毎日の生活は家と職場の往復、そして週末のリラックスタイムというルーチンになります。海外にいるからといって、毎日が冒険であるわけではありません。むしろ、新しい環境に慣れるための努力や、異文化との摩擦によるストレスが日常に加わることも少なくありません。

私が海外移住を経験した際、最初の数ヶ月は確かに楽しかったです。しかし、数ヶ月が過ぎると、新しい環境にも慣れ、日常のルーチンが確立されました。そして、その日常は日本にいたときと大差ないものでした。海外にいるからといって、特別な日々が続くわけではないのです。

言語の壁は想像以上にでかい

海外移住を考える際、多くの人が最初に思い浮かべるのは、英語をマスターすれば大丈夫だろうという考えです。確かに、英語は国際的なコミュニケーションの手段として非常に有効です。しかし、私が海外移住やめとけと感じる大きな理由の一つが、この言語の壁の高さです。

英語ができるというのは、確かに大きなアドバンテージです。しかし、それだけでは現地のコミュニティに真の意味で入り込むのは難しいのです。例えば、南アメリカやアフリカ、アジアの多くの国々では、英語以外の地域言語が主流です。その地域の文化や日常を理解し、地元の人々と深い関係を築くためには、その地域の言語を学ぶことが不可欠です。

私自身、海外移住の経験から言えることは、言語の壁は想像以上に高いということです。英語を話せることは、初めのステップに過ぎません。現地の言葉を学ぶことで、初めてその土地の文化や価値観、人々の考え方を深く理解することができるのです。

そして、この言語の壁を乗り越えられないと、疎外感を感じることが増えてきます。地元の人々とのコミュニケーションが難しくなり、自分だけが取り残されたような感覚になることも。これは、海外移住を夢見ていた頃の想像とはかけ離れた現実です。

私が海外移住やめとけと感じるもう一つの理由は、この疎外感からくる孤独感です。人はコミュニティに所属することで、安心感や居場所を感じます。しかし、言語の壁があると、そのコミュニティに入り込むことが難しくなります。その結果、想像していたような海外生活とは違い、孤独やストレスを感じる日々が続くことになるのです。

言語はコミュニケーションの手段であり、人々との関係を築くための大切なツールです。海外移住を考える際には、その地域の言語を学ぶことの重要性を十分に理解し、準備をしておくことが大切です。そして、その言語を学ぶ過程で、その土地の文化や価値観に触れることができるのです。

日本の方が圧倒的に安い

海外移住を考える際、多くの人が挙げる魅力の一つとして「物価の安さ」があります。特に東南アジアの国々、例えばタイやマレーシアなどは、その低い生活コストが魅力として知られています。しかし、私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、この物価に関する誤解です。

実際には、今や東南アジアの多くの国々でも物価は上昇傾向にあります。観光地や大都市では、特に物価が高くなっている場所も少なくありません。もちろん、現地の人々のような生活スタイルを選べば、生活コストはかなり抑えられるでしょう。しかし、日本と同じレベルの生活を求めると、意外と高いコストがかかることに驚かされることが多いのです。

私自身も、海外移住の経験から、この物価の誤解を実感しました。最初は、食費や交通費などの基本的な生活費は日本よりも安いと感じました。しかし、日本と同じ品質の商品やサービスを求めると、その価格は日本と変わらない、あるいはそれ以上になることも少なくありませんでした。

例えば、高品質の食材やブランド品、そして先進的な医療サービスなどを求める場合、そのコストは日本と比較しても高い場合が多いです。また、安全で快適な住居を求めると、家賃も日本並み、あるいはそれ以上になることも。これらの経験から、私は海外移住やめとけと感じるようになりました。

もちろん、物価だけが海外移住の魅力ではありません。新しい文化や環境、人々との出会いなど、多くの魅力があります。しかし、物価の安さだけを理由に海外移住を考えるのは、少し注意が必要です。日本と同じレベルの生活を求めると、予想以上のコストがかかることを理解しておくことが大切です。

日本の清潔感に叶う国はない

海外移住を考える際、多くの人が考慮する要素の一つとして「生活環境」があります。特に、日本の清潔さや整った環境に慣れていると、海外の生活環境には驚かされることが多いのではないでしょうか。私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、この清潔さの違い、特にアジア諸国との。

日本は、世界的にも非常に清潔な国として知られています。街中はきれいに掃除されており、公共の場所でもゴミを見かけることは少ないです。しかし、私がアジアのいくつかの国を訪れた際、その清潔さの違いに驚かされました。特にタイ、インドネシア、ベトナムなどの国々では、都心でも下水の臭いが漂っていたり、街中に害虫が多く見られたりすることが珍しくありません。

また、飲料水の問題も大きいです。日本では水道水をそのまま飲むことができますが、多くのアジア諸国では水道水は飲用に適していない場合が多いです。そのため、ボトルウォーターを常備する必要があり、これが日常の一部となります。

私自身、潔癖症ではありませんが、これらの環境の違いには疲れを感じることがありました。毎日の生活の中で、清潔さを保つための努力や注意が必要となります。例えば、食事をする際には手をしっかりと洗う、飲む水はボトルウォーターを使用する、害虫対策として虫除けスプレーを使用するなど、日常の中での小さな工夫や注意が求められます。

これらの違いは、海外移住を考える際の大きな要因となります。日本の清潔さや整った環境に慣れていると、海外の生活環境には驚かされることが多いのです。もちろん、これらの違いを楽しむこともできます。新しい環境や文化に触れることは、海外生活の魅力の一つです。しかし、私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、この清潔さの違いや生活環境の違いです。

治安の悪さに疲れる

海外移住の魅力として、新しい文化や環境、人々との出会いなどが挙げられます。しかし、その一方で、海外の治安の問題は、私たち日本人にとって大きな懸念材料となることが多いです。私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、この治安の問題、特に日本の安心感とのギャップです。

日本は、世界的にも非常に治安の良い国として知られています。夜道を一人で歩くことや、貴重品を手放しての外出も、多くの場所では問題なく行えます。しかし、海外の多くの国では、このような日常的な行動がリスクを伴うことが少なくありません。

例えば、スリや窃盗は、多くの国で日常的に発生しています。スマホや財布を手放しての外出は、高確率でそれらが悪用されるリスクがあります。私自身も、海外でのホテル生活を経験していますが、スーツケースや金庫の鍵は、常に開けられる可能性があると考えています。これは、日本のホテルでは考えられないことです。

このような治安の問題は、日常生活の中での緊張や不安をもたらします。特に、日本の安心感に慣れている人にとっては、このギャップは大きく、疲れることが多いです。私も、海外での生活を通して、この治安の問題に疲れを感じることが多くありました。

もちろん、治安の問題は、海外移住のデメリットの一つに過ぎません。多くの国には、その国独自の魅力や文化、価値観があります。しかし、日常生活の中での安全や安心感は、私たちの生活の質に大きく影響します。そのため、海外移住を考える際には、この治安の問題をしっかりと考慮することが大切です。

私が海外移住やめとけと感じる理由の一つとして、この治安の問題を挙げるのは、日本の安心感とのギャップが大きいからです。新しい環境や文化に触れることは、海外生活の魅力の一つです。しかし、その一方で、日常生活の中での安全や安心感を犠牲にすることは、私たちの生活の質を低下させる可能性があります。

日本の方がお金を稼ぐのが楽

海外移住の魅力として、新しい環境や文化、人々との出会いなどが挙げられますが、経済的な側面も大きな要因となります。私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、日本の経済規模と稼ぎやすさにあります。

日本は、世界でもトップクラスのGDPを誇る経済大国です。この経済力は、多くのビジネスチャンスや機会を生み出しています。一方、東南アジアなどの国々は、日本に比べて経済規模が小さいのが現状です。これは、お金を稼ぐ難易度が日本よりも高いことを意味します。

特に、起業や独立を考える場合、日本の市場規模は大きな魅力となります。日本は1億人以上の人口を持つ国であり、これは多くの消費者やビジネスチャンスを意味します。一方、人口が少ない国では、市場規模が限られており、ビジネスの拡大や成長の機会が限定的となることが考えられます。

私自身も、ビジネスの視点から海外移住を考えたことがありますが、日本の経済規模や市場の大きさを考慮すると、海外でのビジネスは難易度が高いと感じました。もちろん、海外には日本にはないビジネスチャンスや機会も多く存在します。しかし、そのチャンスを掴むためには、現地の文化や言語、ビジネス習慣などを十分に理解し、適応する必要があります。

このような背景から、私が海外移住やめとけと感じる理由の一つとして、日本の経済規模や稼ぎやすさを挙げるのです。日本の経済力や市場規模は、多くのビジネスチャンスや機会を生み出しています。そのため、経済的な側面から海外移住を考える際には、日本の経済規模や稼ぎやすさをしっかりと考慮することが大切です。

結局海外の日本人村(日本人コミュニティー)に所属することになる

海外移住を考える際、多くの人が期待するのは新しい環境での新しい生活、そして日本の煩わしい人間関係からの解放です。しかし、私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、結局、海外でも日本人同士のコミュニティ、いわゆる「日本人村」に所属することになる可能性が高いからです。

言葉の壁、文化の違い、そして慣れない生活環境。これらの要因により、多くの日本人は現地のコミュニティに溶け込むのが難しいと感じることが多いのです。その結果、心の拠り所として日本人が経営するレストランやバー、日本人が主催するイベントなどに足を運ぶようになります。

これ自体は悪いことではありません。新しい土地での生活は孤独を感じることも多く、同じ言葉を話す仲間との交流は心の支えとなります。しかし、問題はその後です。日本の煩わしい人間関係から逃れるために海外移住を選んだにも関わらず、結局、同じような人間関係が海外でも形成されてしまうのです。

私自身も、海外での生活を経験して感じたことは、日本人同士のコミュニティは確かに心の拠り所となるが、それが原因で新しい文化や人々との交流の機会を逃してしまうことがあるということです。海外移住の目的が新しい生活や文化を体験することであれば、日本人村に閉じこもることは本末転倒と言えるでしょう。

また、日本人村に所属することで、現地の人々との交流の機会を逃すだけでなく、日本人同士の煩わしい人間関係に疲れることもあります。これは、私が海外移住やめとけと感じる大きな理由の一つです。

キャリアの難しさ:現地での競争

海外移住の魅力は多岐にわたります。新しい文化、新しい環境、そして新しい人々との出会い。しかし、私が海外移住やめとけと感じる理由の一つは、キャリアの観点から見たときの難しさです。

多くの人が考えるように、海外でのキャリアアップは確かに可能です。世界中には日本人が活躍している企業や組織が数多く存在します。しかし、その背景には多くの困難や挑戦が待ち受けています。

まず、基本的に現地の人々と比べて、移住者は不利な立場にあります。なぜなら、多くの企業や組織は、長期的にその国に滞在することが確定している現地の人々を優先的に採用する傾向があるからです。移住者は、いつ帰国するか、または他の国に移住するかが不明確であるため、企業側から見ればリスクが伴います。

さらに、海外移住を決意しても、すぐに希望する職種やポジションでの仕事が見つかるとは限りません。特に、言語の壁や文化の違い、そして現地のビジネスマナーなど、多くの要因がキャリアの障壁となることがあります。

また、給料の面でも、日本と比較して同程度、あるいはそれ以下の給与しかもらえない場合が多いのです。これは、特に生活費が高い国や地域での海外移住を考えている場合、大きなデメリットとなり得ます。

私自身も、海外でのキャリアを追求する中で、これらの困難や挑戦に直面しました。日本の企業文化や働き方とは異なる環境で、自分のキャリアを築くことは容易ではありませんでした。しかし、その中で得られる経験やスキル、そして人々との繋がりは、私にとって非常に価値のあるものでした。

旅行と移住の違い:楽しい旅と厳しい労働

海外移住の魅力を感じる方々の中には、海外旅行が好きだったり、世界一周の経験がある方が多いのではないでしょうか。私もその一人で、多くの国々を旅してきました。その経験から、海外移住やめとけという気持ちを持つようになりました。その理由は、旅行と移住の根本的な違いにあります。

旅行は、新しい場所や文化、人々との出会いを楽しむためのもの。一時的な滞在で、その土地の良さを感じ取り、次の目的地へと移動する。その一方で、海外移住は、新しい土地での生活を始めること。日常の中での仕事や生活、人間関係の構築など、多くの課題が待ち受けています。

旅行中に感じる楽しさやワクワク感は、新しい場所や文化に触れることの魅力から来るもの。しかし、その楽しさは一時的なものであり、日常生活に戻ると、その感覚は薄れていきます。海外移住を考える際、この旅行の楽しさを延長線上に考えると、厳しい現実に直面することが多いのです。

たとえば、旅行中に訪れたレストランや観光地は、移住後の日常生活の中では、たまの楽しみとなるかもしれません。しかし、日々の生活の中での仕事や人間関係のストレス、そして生活の困難さは、旅行中には感じることのないものです。

私自身も、海外での生活を始めた当初は、旅行の延長線上で考えていました。しかし、現地での仕事や生活の中での困難さを経験する中で、旅行と移住の違いを痛感しました。どの国でも、基本的に労働は厳しいもの。その厳しさは、旅行中には感じることのないものです。

ユートピアの幻想:メディアの情報と現実のギャップ

海外移住を考える際、多くの方がメディアで取り上げられる美しい風景や、先進国の高い生活水準に魅かれることでしょう。特にヨーロッパの国々は、労働環境の良さや高い福祉、人々の幸福度の高さなど、多くの魅力的な情報が飛び交っています。しかし、私がここで「海外移住やめとけ」と強く主張する理由は、その情報と現実のギャップにあります。

まず、ヨーロッパの国々が持つ魅力的な情報は、多くの場合、その国の国民や長期滞在者を対象としたものです。外国人、特に新たに移住を考える人々にとって、その恩恵を十分に受けることは難しいのが現実です。たとえば、福祉制度や労働環境の良さは、現地での長期滞在や国籍取得、あるいは特定の条件を満たすことが前提となることが多いです。

さらに、メディアで取り上げられる情報は、あくまでその国の一部の側面を照らし出したもの。実際には、ヨーロッパの多くの国々でも、犯罪率が日本よりも高いこと、移民問題や経済の停滞、政治的な混乱など、多くの問題を抱えているのが現状です。

私自身も、過去にヨーロッパのいくつかの国で生活をしてきましたが、メディアで伝えられる情報と現地での生活のギャップを感じることが多々ありました。たとえば、安全性に関して、日本のように夜遅くまで安心して外を歩ける場所は少ないです。また、日本とは異なる文化や価値観、言語の壁など、日常生活の中でのストレスや困難も少なくありませんでした。

このような現実を知ることで、私は「海外移住やめとけ」という考えに至りました。もちろん、海外での生活には魅力も多く、新しい文化や人々との出会い、異なる価値観を学ぶことは、人生の中で非常に価値のある経験です。しかし、移住を考える際には、メディアの情報だけでなく、現地のリアルな情報や、移住者の生の声をしっかりと聞くことが大切です。

おわりに

私たちが海外移住を考える際、多くの魅力や夢が頭をよぎります。新しい文化、言語、人々との出会い…。しかし、その背後には数々の現実的な課題や困難が待ち受けています。私の経験を元に述べた内容は、一つの参考に過ぎませんが、移住を考える方々の胸の中に少しでも響いたら幸いです。

海外移住は、ただの場所の変更以上のもの。それは新しい生活、新しい自分を築き上げる大きな挑戦です。その挑戦を乗り越えるためには、十分な情報収集と、自分自身の真摯な自己反省が必要です。

「海外移住やめとけ」という言葉を使いましたが、最終的には皆さん自身の判断で、自分の人生をデザインしてください。ただ、その選択が後悔のないものとなるよう、冷静に、そして深く考える時間を持つことをおすすめします。

どんな選択をされるにせよ、皆さんの未来が輝かしいものとなることを心より願っています。

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