英語人材特化型の求人サイト「ENGLISH WORK」運営者の土屋雅人です。
今日は英会話教室を運営されている方向けに、またはこれから英会話スクールを始めようと考えている方向けに、生徒の集め方、集客についてお話しします。
私は大学在学時から英会話スクールを紹介するメディアを運営しており、2024年でかれこれ9年ほど行っております。
弊社経由で月300件ほど弊社運営メディアから送客(申し込み)をした実績もあり、数か多くの英会話スクールを取材したり、各スクールのマーケティング担当の方と密に連携してきたので、「人気の英会話スクールの特徴」「数年で爆発的に売上を伸ばしたスクールの裏側」については誰よりも熟知していると自負しております。
この記事では、私の知見を余すことなく伝えておりますので、ぜひ最後までご覧になってください。
ちなみに私が運営する「ENGLISH WORK」では、英語学習者向けに無料で広告を打てるプレスリリース機能がありますので、ぜひそちらもご確認ください。
生徒を集めれてる、つまり売れてる英会話教室の4つの特徴
私が10年近く英会話業界を見てきた中で、年商数百万円から数十億円に伸びた会社もあれば、残念ながら潰れてしまった会社もありました。それらにはどんな違いがあったのか?
結論から言うと、生徒を集められてる英会話教室には、シンプルですが以下3点いずれか、または複数の特徴を持ってます。
- 何ヶ月でどれだけの成果が出るのか明確にしている
- どんな根拠で英語力が上がるのかを明確にしている
- その地域で他社と比べて圧倒的に安い
- 面白い切り口で尚且つ需要のあるサービス
もちろんこれらに当てはまらなくても、安定的に運営されているところもあります。ただちゃんと生徒を集客でき、伸びてるスクールはいずれかの特徴に当てはまります。
なぜこれらの特徴に当てはまると、売れるのか?その理由をそれぞれお話しします。
何ヶ月でどれだけの成果が出るのかを明確にしている
正直言いますと、10年以上前までは効果が出ないサービスでも、ただ外国人の先生とお話しできるサービスを提供するだけで、生徒が集まったりしていました。
しかし年々消費者のリテラシーも上がってきており、英語が上達しないサービスにはお金を使いたくないと言う人も増えています。
もちろんスクール運営者から見れば、「うちのサービスは良いから、通ってれば必ず上達する」と思うでしょう。
しかしそれをしっかりと伝えなければ、消費者の方は理解できません
ですから生徒さんを集められているスクールでは、英会話力の向上を数値化するために、それをTOEICスコアやTOEFLスコアの向上で表しています。特に高級路線のスクールでは絶対にやっています。
どんな根拠で英語力が上がるのかを明確にしている
また結果だけでなく、「どのようなメソッドで英語力が上がるのか」を明確にするスクールも、生徒を集められているスクールの特徴です。
これは高級路線、低価格路線、どちらのタイプのスクールでも絶対にやっています。
そもそも英語力が上がる理由を明確になってないサービスは、効果があるのか怪しい健康食品のようなものです。
ネットの広告を見てると、なんとなく痩せそうだとか、なんとなく肌が綺麗になりそうに見えるけど、怪しいから絶対に買わなくないですか?
英語力が上がる理由を明確になってないサービスはそれと同じような状況になってしまいます。
もちろん英会話教室をはじめたての頃は、自分でもどうやって生徒様の英語力を上げられるか分からない部分も多いでしょうが、集客のために改めて自分自身で「どんな方法が英語力を上げるための最適解なのか?」を研究すると良いでしょう。
その地域で他社と比べて圧倒的に安い
最後に低価格路線で売れている英会話教室の特徴として、その地域で圧倒的に安いという特徴があります。
大手の英会話教室ではグループレッスンが1レッスン3000〜4000円くらい、NOVAなんかだと2500円くらい。個人経営の英会話スクールだと1レッスン2000円台といった感じでしょう。
なので2000円くらいでサービスを出しても爆発的に集客をするのは難しいでしょう。「少しくらいの差なら安心できるNOVAに通おう」となりますから。そっちの方が立地もいいですし。
一方でここ数年で東京で10校舎以上開いたスクールや、全国の主要都市に展開した低価格路線のスクールは1レッスン500円、700円とかです。
実際は諸経費などを含めると1000円くらいにはなるのですが、それでも「500円」というワードのインパクトが大きいため、そちらに流れるのです。
もちろん地方では集客が難しい関係で、これほど安くするのは難しいでしょうが、やはり競合がいて「サービスの質(英語力の向上)」で勝負するのが難しい段階であるなら、価格で勝負する必要があるでしょう。
その分、授業時間を削ったり、1グループレッスンの生徒数を増やしたりすることで調整します。
面白い切り口で尚且つ需要のあるサービス
正直言って消費者からすると英会話教室は、ありすぎるしどこも一緒に見えるから、どこを選んでいいか分からないという状態だと思います。だからテレビとかで慣れ親しんでる大手英会話教室を選ぶ人が多いです。
そのため普通のサービスを提供しても集客は難しいかもしれません。
ここで私が提案するのは、少し尖ったサービスを打ち出すことです。例えば
- 猫ちゃんがいる英会話教室
- 日本語で受けれる英会話教室
- 500円で受けれる英会話スクール
実際全国のスクールを見ている中で、面白い切り口の英会話スクールには人が集まっているように思います。もちろんただ過激なサービスをやっても意味がないのですが、需要があるサービスと需要があるサービスを組み合わせると、相乗効果を産むことがあります。
集客を増やすための具体的な施策10選
先ほどは集客を増やすための本質的なことについてお話ししましたが、この辺りについては私よりも、実際に英会話教室を運営されているみなさんの方がよく考えられているかと思いますので、ここまでにします。
ここからは、広告業界での経験も英会話業界と同等に長く、どっぷり浸かってきた私が、細かい部分についてお話ししていきます。
集客を増やすための具体的な施策には、「外部施策」と「内部施策」があります。
簡単に言うと外部施策とは、外部施策は、他社にお金を払ったりして行う施策です。内部施策とは、自社でできる集客の改善。それぞれ細かく施策を挙げていきます。
外部施策
Googleマイビジネスに登録
多くの方はすでにやってるかもしれませんが、やってなかったら絶対にGoogleマイビジネスには登録してください。
これに登録することで、あなたの英会話教室がGoogleマップ上に表示されるようになります。
その地域の人たちが、GoogleマップやGoogle検索で「英会話教室」と調べた時に、あなたの英会話教室を見つけることができます。またGoogle検索でのあなたのサイトの順位が上がりやすくなります。
これはかなり生徒さんを集めるために有効な手段なので絶対にやりましょう。またホームページへのリンク、画像をたくさん載せるなども絶対に忘れないように。
Google検索上位のメディアの問い合わせフォームにひたすら連絡する
上手くいけば集客を一気に伸ばせる方法が、Google検索上位のメディアに問い合わせて自分のスクールを紹介してもらうことです。
例えばあなたが大阪の梅田で英会話教室をやっているとしたら、まずGoogleで「英会話 梅田」と検索します。そして1ページ目に出てきたメディアのお問い合わせフォームに掲載してほしい旨を伝えます。
それで見事に掲載していただければ新規生徒数は一気に増えるでしょう。
ただしこのやり方の問題点は以下のようにいくつかあります。
- 「英会話 梅田」といったメジャーな地域だと、メディアではすでに契約しているスクールがあるため掲載してもらえない
- お金またはアフィリエイト契約を求められる可能性が高い
- 時間がないから無理と言われる可能性
記事内で1位に掲載してもらえれば確実集客アップにつながりますが、このような事情もあって、資金力やスクールの規模が大きくないと難しい場合が多いです。
ここで宣伝になってしまうのですが、弊社が運営しているENGLISH WORKなら無料で英会話スクールの宣伝(プレスリリース)、講師の採用ができます。ぜひご覧ください。
生徒様にGoogleマップに口コミを書いてもらう。
集客する上で口コミは非常に重要です。新規の生徒様は「このスクールに通って大丈夫かな?」「今まで通った人はどんな感想を持ってるのかな?」と思っているはずです。
特にGoogleマップに載っている口コミを参考にする人は多いので、可能な限り生徒様にGoogleマップに口コミを書いてもらうような仕組みを作りましょう。
これにより新規で来るお客様に安心感を与えることができます。
リスティング広告を打つ
リスティング広告とはGoogle検索したときに上と下に出てくる広告枠のところです。
例えばあなたが埼玉県の川口市で英会話教室を運営していたら、Googleにお金を払うことで、「英会話 川口」といったキーワードで検索したときの検索結果の上または下に、あなたのスクールHPへのリンク掲載することができます。
しかしキーワードにもよりますが、お金がかかります。特にアクセス数の多いものや、人気のキーワードほど単価が高くなります。
紙媒体の広告を打つorチラシ配り
今はネットの時代と言われていますが、意外と紙媒体も有効かもしれません。
ネットだと全国的にアプローチできますが、あなたが運営している英会話教室の地域の人にアプローチするのが難しかったりします。
一方紙媒体であればその地域の人にピンポイントで届けれます。
内部施策
WEBサイトのデザインを整える
英会話教室のホームページは、実際の教室と同じように”スクールの顔”です。まだ来校されてないお客様にとってはホームページが印象のほぼ全てですから、可能な限り綺麗なデザインのWEBサイトにした方がいいです。
最近では無料で簡単にホームページを作れるサービスがたくさんありますから、それを利用することをおすすめします。
WordPressを使って自分でしっかり作り込んでいく方法もあります。この場合、自由度の高いデザイン、多くの便利な機能をサイトに持たせることができますが、初心者の方にとってはハードルが高いので、簡単にホームページを作れるサービスを利用することをおすすめします。個人的には以下のサービスがおすすめです。
お客様のハードルを下げる
申し込むまでのハードルをとことん下げてあげることが重要です。例えば以下のようなハードルがありませんか?
- 電話でしか問い合わせできない
- 初心者には厳しそうではないですか?
- 体験レッスンが無料であることを強調してますか?
- 英語が話せなくても辛くない体験レッスンですか?
- 返金制度はありますか?
- やめるときに引き止められたりしないか?
- 無料体験のときに無理に勧誘されないか?
- 料金について細かく説明されているか?
このほかにも新規の生徒様のハードルになるようなものはたくさんあるはずです。生徒様の気持ちになって「これ不安に感じてるかもな」というところを事前に潰してあげることが大切です。
やはり英会話教室は大きなお金を払うサービスでありますから、事前に「よくある質問」などを作ったりして不安を解消してあげることが大切です。
画像をたくさん用いて雰囲気を伝える。
人は五感を持っていますが、視覚情報が50%以上と言われています。一目惚れをするときもだいたい見た目から入りますよね?SNSでグルメの写真を見て美味しそうと思うのも視覚情報からですよね。
同様に、英会話スクールのホームページや宣伝をするときには、目で見てサービスの概要がつかめたり、得られる効果がイメージできるようなデザインにしてあげることが大切です。
もちろん文章も大切なのですが、それら全てを読むのは、本当に申し込み寸前の人たちでしょう。
しかし集客を増やすのであれば、まだそこまで興味を持ってない人にアプローチする必要があります。
そのためにホームページや広告では、画像をたくさん使ったり、インパクトがあったり、洗練されたデザインにしてあげることが大切です。
SNSやYouTubeにコンテンツをアップしてお客様に安心感を与える
今はSNSの時代ですから、可能であれば「英会話の知識」「スクールの運営について」「あなたの経歴」「日常生活」「留学について」などなんでもいいのでSNSやYouTubeにあげるのがいいと思います。
別に再生数やフォロワー数は少なくても問題ありません。
それよりもSNSやYouTubeを見て「あなたがどんな人なのか?」が伝わる情報を載せることが大切です。
例えば出会い系アプリを使っていて、プロフィールに顔が載っていない、どんな生活を送ってるのかわからない、こんな人だと会うのが怖いですよね?
同じようにお客様も「先生と性格が合わなかったらやだな」と感じる人も多いので、集客を増やすのであればやはり自分から色々とさらけ出していくことが重要です。
なんなら「愛犬との日常」を英語でアップするとかでもいいと思います。ワンちゃん付きの人に刺さるかもしれませんし。
インパクトのある斬新なサービスの提供
大手英会話教室は日本全国にあり、どこも安定的に高いクオリティのサービスを提供しています。大手ということで安心感があり、多少高くても大手を選ぶ人は多いです。
ですから大手と同じようなサービスを提供しても、「確かに安いけど、大手よりちょっと劣ったサービス」になってしまいます。
ではどうするべきか?大手にできないサービスを提供しましょう。例えば
- アットホーム感をゴリゴリ出していく
- カフェみたいな感覚で通える
- ワンちゃんがいる英会話教室
- 猫ちゃんがいる英会話教室
- 日本語で受けれる英会話教室
- 500円で受けれる英会話スクール
- PS5でゲームをしながら英会話を学ぶ教室
- ワインを嗜みながら英会話
- 英語で数学を学ぶ
- 英語でスポーツをする
なんだかワクワクしません?笑
特にお子様は普通に英会話を受けるだけでは飽きてしまいます。でもゲームやりながらだったら自然とスクールに通いたいと思いますよね?
また家では犬を飼えない人にとっては、英会話と同時に犬と戯れれるって最高じゃないですか?もちろん犬が苦手な人もいるでしょうから、そこは配慮する必要がありますが、犬カフェとかは実際に儲かっているわけですから集客の手助けになるはずです。
また日本語で受けれる英会話教室なら、ネイティブを雇う必要がなく日本人を採用するので、採用でることもないでしょう。日本人を採用するなら「ENGLISH WORK」がおすすめです。笑
このように英会話以外のものを利用して、様々な切り口で英会話教室の集客はできるのです。
ホームページに実績や感想を載せる
行列ができてるラーメン屋には行列ができると言われますよね。ラーメン屋によっては集客のためにわざわざサクラを雇って行列を作ったりします。笑
人は「人に認められているものを好きになる」という特徴があります。そんなにカッコよくないのに既婚男性がモテるのは、すでに一人の女性から愛されているという証拠があるから、モテるのです。
同じように英会話スクールも、誰かから評価されているような雰囲気を出すことは重要です。一番いいのは、他のサイトやテレビに紹介されることですが、難しいと思いますので、
まずはスクールのホームページに、どれくらい英語力が上がったのかを生徒様の顔、感想と共に載せるのがとても有効です。
生徒様を集めれてるスクールは、ほとんどと言っていいほどこれを載せています。
おわりに
この記事では英会話スクールが生徒を集めるための集客方法についてお伝えしました。英会話スクールの運営は大変ですよね。競合も多い業種ですから。
しかし全国の英会話教室の中でも、本気でビジネスをやっているところは少ないものです。
ですからこの記事を一つの参考として、集客に本気で力を入れて、いいサービス作りに取り組んだら必ず生徒様は集まるはずです。そして生徒様の英語力向上に貢献できるはずです。
この記事を読んでる全ての英会話教室の今後の活躍を願っております。
コメント