TOEICで年収は確実に上がる理由7選。でも900点ないと…

年収

今日は「TOEICスコアが高いほど年収は上がるのか?」についてお話ししていきます。

英語学習者にとってはとても気になる話ですよね。

単純に英語を話せるようになれたらカッコいいなという理由で勉強されている方もいると思いますが、

TOEICスコアを上げていい会社に転職したり、社内で昇進して年収を上げたいと考えてる方も多いですからね。

私自身も大学生の時に英語を勉強していたときは、英語ができることによって高い年収を得られればいいなと考えてました。

現在私は独立してフリーランスをしているわけですが、

結論から言うと「TOEICスコアは高ければ高いほど年収が上がります」。

これは私の経験からいって間違いないですし、周りの人を見てても年収が高い人ほど高いTOEICスコアを持ってるように感じます。

TOEICスコアが高いほど年収が上がる理由は、私は2つあると考えます。

  • 会社からの評価が上がる
  • 英語ができることで売上を伸ばせる

特に異常値のような年収を叩き出している人は、2つ目の特徴を持ってます。

会社員or起業家として英語を利用し商品やサービスとして価値を提供し、実際に売上を作り、それが年収に跳ね返ってるパターンです。このパターンだと普通に2000万円、3000万円以上の年収を稼いでる人もいます。

確かにこれはマイナーケースではありますが、いずれにせよTOEICスコアが上がれば年収が上がるのは確かです。

この記事では以下のことを書いていきます。

  • TOEICスコア別の得られる年収
  • なぜTOEICスコアが高いと年収が上がるのか?
  • TOEICスコア別の職業

TOEICスコアと年収の相関

まず一番気になる「TOEIC」と「年収」の相関関係を示すデータから。(引用元:doda

それなりの相関関係があるのがわかりますね。

また日経が行った調査によると以下のようなデータもあります。(引用元:日経リスキリング

TOEIC900点超えないとあまり意味がない

上記の2つのデータ700点台から年収が上がることを示しています。

しかし個人的には、本格的に年収が上がるTOEICスコアは900点を超えたあたりからだと考えてます。

なぜなら年収にインパクトを与えられる英語力というのは、TOEIC900点以上で身に付いてくるからです。

日本では英語力を測る指標として、TOEICが使われますが、実のところTOEIC400点も、600点も、700点も英語力で言ったら大した違いはないですよ。

少なくとも実用性という意味では、ほとんど”仕事で使える”と言えるような英語力ではないです。

その証拠として400点〜700点ではほとんど年収が変わってないことが分かりますよね。

一方800点→900点では年収が30万円も伸びてる。

これは「求められる人材」、もっと具体的に言えば「英語で会社の売上に貢献できる人間」だからですよ。

だからこのTOEICと年収の相関図からわかることは、年収を上げたかったらTOEIC900点を取れるレベルの英語力、英会話力を身につけましょうということです。

当然ですが700点持ってようと、800点持ってようと、

  • 仕事で使う英語の資料をまともに読めない
  • 海外の取引先とメールやビデオ電話でコミュニケーションできない

これでは何の意味もありませんから、会社側もTOEICが高い人だとしても年収を上げることはないですよ。

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TOEICスコアと年収が高い人の特徴

あらかじめ言っておきますが、TOEICスコアが高いだけでは年収はほとんど上がりません。

先程のデータからもわかるとおりTOEIC400点台から900点台まで上がったところで、70万円ほどしか年収が上がらない。

でもこれはあくまで平均の話。

TOEICスコアに比例して、年収を1000万円以上に上げてる人もいます。

ここでは年収が高い人のデータを列挙していきます。

年収1,000万円以上の60%が「英語上級者」

人材紹介・人材派遣会社のエンワールド・ジャパン株式会社が、1928名に対して行った調査では、

年収1000万円以上の60%が上級レベルの英語を使えるという結果が出ています。

初級レベルの英語力で年収1000万円以上の人は、たった10%

上記の調査では、年収1000万円以上で初級レベルの英語力しかない方は全体の10%、という調査も出ています。

年収700万円以上の約半数は英語で日常会話や読み書きができる

株式会社キャリアインデックスが、全国1000人に対して行った調査(引用元)では、

年収700万円以上の人は約半数(48.7%)が英語での日常会話や読み書きが出来ると回答しています。

年収500万円以下で、英語ができる人は22.4%

上記の調査では、年収500万円以下で、英語ができる人は22.4%という結果も出ています。

日常会話レベルができれば40代で年収57万円アップ

「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレントが行った調査では、

日常会話レベルでも英語ができれば、30代で年収が30万円アップ、40代では57万円アップという結果が出ています。

ビジネスレベルの英語力で30代は50万円、50代で83万円アップ

上記の調査ではさらに、

ビジネスレベルの英語力があれば30代は50万円、50代で83万円も年収が上がるという、英語と年収の強い相関関係を示す結果も出ています。

ビジネス英語ができると平均年収590万円、日常会話だと484万円

また上記と同じ調査になりますが、見方を変えると、

ビジネス英語ができると平均年収590万円、日常会話だと484万円となることがわかります。

TOEICで年収を上げるためにすべきこと

TOEICで年収を上げるための具体的なアドバイスとして、「できるだけ高得点をとれ」とお話しするのが普通かと思いますが、私はそれをしません。

なぜなら正直TOEICスコアをいくら上げたとしても、上げる年収はたかが知れてるからです。TOEICはただの資格でしかないからです。

しかも最近では、ハイレベルなスクールもありそこに3ヶ月も通えばTOEIC800点、900点は簡単に取れるから。なのでスコアに関してはお金を出して買えばいいだけです。

だからスコア自体にそこまで価値がない。

ではどうすればTOEICを使って年収は上がるのか?

そこについてお話しします。

TOEICをやりながら本質的な英語力をつける

やはり年収を上げたいなら、TOEICの勉強をしながら本質的な英語力をつけるべきです。具体的に言えば、英語を使って商談をしたり、海外のクライアントとコミュニケーションを取れる英語力です。

当然ですが企業もバカではないので、TOEICスコアだけが高い人間に無条件で高い給料を払うということはありません。

点数が高いだけで評価が得られるのは、受験勉強までです。

社会に出たら重要なのは実績を上げられるかどうか、売上を作れるかどうかです。

なのでTOEICの勉強をしつつ、同時に「使える英語」を身につけましょう。

むしろ「本質的に英語力を鍛えていたら自然とTOEICスコアも900を超えていた」みたいな状態が理想だと思います。

でもTOEIC700点に到達するのですら難しいのに、遠回りしながらTOEIC900点取れるの?と思いますよね。

実は可能です。

というより本質的な英語力の向上を図るトレーニングをしたほうが、TOEIC対策の小手先テクニックを学ぶより、はるかに簡単に900点到達できますよ。

なぜならそもそもTOEIC900点は、小手先でどうこうなるレベルではないので。

ちゃんとリーディング、リスニングスキルがないと無理です。

でも多くの人はその「本質的な英語力を伸ばす方法」が分からないから苦労するわけですよね。

安心してください。

最近では第二言語習得研究をベースとした科学的英語トレーニングで、本物の英語力を鍛えながらTOEICスコアを伸ばせるスクールが数多くあります。

ちゃんとしたサービスを利用すれば1日1時間の勉強を2〜3ヶ月程度やるだけでTOEICスコアは200点、300点と普通に伸びます。

そしてその頃には、実際に対面で外国人と会話をしてても、相手が話していることがしっかり理解できるようになりますし、中級レベルからスタートした人であればある程度スピーキングもできるようになりますよ。

年収が上がるのは「英語を使える人材」

そしてTOEICスコアを上げつつ、本質的な英語力もつけることができれば年収は上がります。

なぜなら企業が求めているのは、英語を使って売上を上げることができる人材で、そうした人材には高い年収を払ってでも雇いたいからです。

現状日本では英語を話せる人は多くありません。多くの人はビジネスパーソンとしての能力はあっても、英語は全く話せない。

でも企業としては、海外と積極的に取引をして、売上を伸ばしていきたいという思惑がある。

だから英語を話せるってだけでも、企業からしたら雇いたいと思うわけですし、高い年収をオファーするわけです。

しかも「語学が堪能=優秀」であることも多いですから、企業は積極的に英語を話せる人材を取りたいと考えるでしょうね。

しかしTOEICの得点が高いだけで、英語が全然話せない状態だと、それは単なる「ビジネスパーソン」でしかありません。

普通の人に高い年収を払うほど企業も余裕はないでしょうから、採用されたとしても他と一緒、またはそもそも採用されないでしょう。

なので「TOEICで年収を上げたい」と考えるのであれば、「TOEIC学習を通して、本質的な英語力をつける」ことを目指すことです。

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英語力を活かして起業する

個人的にはTOEICで年収を上げるなら、起業してしまうのが手っ取り早いと思います。

やはり企業で働いていると、いくらTOEICスコアが高かったとしても、英語力が高かったとしても、いくらその語学力を利用して売上を作っても、年収にはほとんど反映されません。

せいぜい少しの昇給やインセンティブがもらえる程度でしょう。

分かりやすい例を挙げればCAさん。彼女らの中には、堪能な英語力を持った人がたくさんいます。それこそ商社で働いてる人よりも英語がペラペラかもしれません。でも年収はそこまで高いくないはずです。

航空会社からしたらCAさんの英語力がいくら高くても売上は変わらない。企業は高い年収を払わない。

一方、英語を活かし、自分で起業して生み出した利益は全てあなたのものになります。そしてそのまま年収として跳ね返ってきます。

だからTOEICで大きく年収を伸ばしたいと考えているなら、起業してしまうのが個人的にはおすすめです。

先ほども申し上げた通り、日本に英語ができる人は非常に少ないです。だから英語ができるだけでもビジネスチャンスが意外と転がっていたりします。

そこまで大袈裟なことをしなくても、海外にあるビジネスアイデアをコピーしたり、日本と海外の情報格差を利用するだけでも稼げるビジネスは数多くあるはずです。

また大きな起業をしなくても、スモールビジネスでもそれなりに稼げるはずです。

「CA専門の英会話スクール」「英語面接対策専門の英会話スクール」「飲食店専門の英会話スクール」など何かに特化したサービスを作れば、それなりに売上を上げることもできるはず。

いずれにせよ大切なことはTOEICスコアよりも「使える英語力」です。

ぜひTOEICという教材を使って、英会話力を鍛えていきましょう。

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最後に:私はTOEICスコアで人生得をした。

最後までご覧いただきありがとうございます。

結論としては「TOEICスコアが高ければ年収が上がるというデータはある。しかし大きく年収を上げるなら本質的な英語力を同時につけていきましょう」ということになります。

こう聞くと難しそうで、一気にやる気が失せますよね。笑

でも安心してください。

TOEICスコアなんてちゃんとした英語トレーニングをすれば簡単に上がりますし、英会話力も自然と伸びますよ。

でもコアが高くても得をすることはあまりないです。

私はフリーランスとして活動しているので、そもそもTOEICを自慢する場面もありません。TOEICが高いからといって売上が伸びるわけでもないので、私としてはただの数字でしかない。

でもTOEIC学習を通して得た英会話力によって、かなり人生で得をしてると思います。

海外に行ったときに簡単に外国人の友達も作れますし、やらしい話それによって得た情報でお金を稼げたこともあります。

また現在の仕事で情報収集をしているときに、英語ができるってだけで独創的なアイデアを得られることがある。

これからも得をする自信があります。

皆さんにも英語力をつけてより良い人生を歩んで欲しいです。

なのでぜひTOEICスコアを上げつつ、本質的な英語力をつけ、年収を上げていって欲しいと考えております。

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