この記事ではTOEICを活かせる仕事。TOEICスコアが高ければ就職しやすく、年収も上がりやすい仕事を紹介します。
グローバル化が進み、世界中のビジネスやコミュニケーションにおいて英語が必要不可欠となっています。そのため、英語力が求められる仕事が増えています。その中でも、TOEICは、英語力のレベルを評価する標準テストとして世界中で認められており、多くの企業や機関が採用しています。
この記事では、TOEICスコアを活かせる仕事について紹介します。高いスコアを持っていることで開ける道が広がりますが、どのような職種があるのでしょうか。またどれくらいお金を得やすくなるのか紹介します。
英語力を活かしたい方やTOEIC受験を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
TOEICスコアがあると有利な仕事
結論から言うと、ありとあらゆる仕事でTOEICスコアを活かして、いい待遇を得ることができるでしょう。なぜなら多くの企業が英語ができる人材を求めていて、それを測る一つの指標がTOEICスコアだからです。
レストラン、カフェ、ホテルのフロント、キャビンアテンダントといった接客業、プログラマー、webマーケティングといったIT系の職業英会話スクール講師や受付といった教育系の仕事まで、ありとあらゆるところでTOEICスコアがあると有利になるでしょう。
例えば最近では外国人観光客が増えていますが、観光地ではただでさえ人手不足なのに、英語ができる人材はさらに少ない状況です。これはIT系の仕事でも教育系でも金融系でも商社でも、全ての業種で言えることです。
企業は英語ができる人材がいなくて困ってる。そしてそれが原因で国際競争力がないことも。だから英語力を証明する一つの指標であるTOEICスコアが高いと、就職は有利になります。
職業別で求められるTOEICスコア
TOEIC900点~ | 通訳、翻訳家、外資コンサル、外資金融、TOEIC講師 |
TOEIC800点~ | パイロット、商社、英語コンサルタント&英会話スクール講師、中学高校の英語教師、観光ガイド |
TOEIC700点~ | CA、航空管制官、空港のラウンジ |
TOEIC600点~ | 国際線グランドスタッフ、高級ホテルフロント・レストラン・バー、観光案内所、バイリンガルスクールの保育補助、外国語講師(ALT)の事務アシスタント、貿易事務 |
TOEIC500点~ | ホテルフロント、外国人がよく利用するレストラン・カフェ、空港ラウンジ、ホテルラウンジ、英会話スクールの受付、ディズニーランド、USJ、オンライン英会話サポート、レストラン、カフェ、免税店、観光地のお土産やさん |
年収と英語力
1000万円~ | 外資コンサル、外資金融、パイロット、弁護士 |
700~800万円 | 商社マン |
600~700万円 | 通訳者、翻訳家 |
500~600万円 | CA、航空管制官、貿易事務、英語コンサルタント&英会話スクール講師 |
400~500万円 | 旅行会社スタッフ |
300~400万円以下 | グランドスタッフ、ホテルフロント、外国人がよく利用するレストラン・カフェ、空港ラウンジ、ホテルラウンジ、英会話スクールの受付、英会話カフェの受付免税店、高級ホテルフロント・レストラン・バー、観光案内所、オンライン英会話サポート、外国語講師(ALT)の事務アシスタント、バイリンガルスクールの保育補助 |
TOEIC500〜を活かせる仕事
ホテルフロント
ホテルのフロントの仕事も英語力が確実に求められる仕事の一つですので、TOEICを活かせます。日本では現在、東京や大阪、京都、そのほかにも多くの地域で外国人旅行客が増えています。
彼らとのコミュニケーションは英語となり、フロントでのチェックイン対応から、ルームサービス、送迎、トラブル対応などホテル業務の様々な場面で英語力が求められます。
求められるTOEICはホテルのグレードなどによって異なるでしょう。安価なビジネスホテルであれば、丁寧な英語を使えなくても最低限のコミュニケーションを取れれば問題ないです。
一方、マリオットホテル、リッツカールトンホテル、フォーシーズンズホテルなどのいわゆる5つ星ホテルの場合は、お客様はレベルの高い接客のためにお金を払われているので、レベルの高い英語力そして接客能力が求められます。
英語を活かせる副業の中でも、空港のグランドスタッフ同様、高頻度で英語を使う仕事になりますので、英語力を活かしたい人にうってつけの仕事です。
また高級ホテルなどの場合は、レベルの高いサービスを提供する経験ができるので将来の仕事にも行かせる可能性が高いです。高級ホテルで働いた経験があるのであれば、他の仕事をすることは容易なので、おすすめの副業です。TOEICスコアは低くても採用されますが、英会話力があるともっと必要とされるでしょう。
空港ラウンジスタッフ
空港のラウンジスタッフも英語を使う仕事で、TOEICは採用の時に見られるでしょう。ビジネスクラスやファーストクラスを予約すると空港のラウンジスペースが使えます。ホテルよりもカジュアルな場所で、搭乗までの空き時間に飲み物や軽食を楽しめる場所です。
利用するお客様の多くは外国人の方なので英語力は必須となります。しかしながら高級ホテルのような高いレベルの英語力は必要ないでしょう。最低限業務を遂行できる英語力があれば問題ありません。
具体的な仕事内容は「ラウンジ入室の受付」「エアライン端末操作」「ラウンジ施設案内」「使用済みのグラス、お皿の下げ膳」「飲食物の補充」などになります。
確実にお客様とコミュニケーションが発生する仕事なので英語力は求められます。しかしながら「TOEIC550点以上、英検2級程度以上の英語力」を採用条件としているところもあるので、最低限の日常会話ができれば問題ありません。
英会話スクールの受付
英会話スクールでは日本人スタッフを募集していることが多いです。TOEICスコアを持ってると採用されやすくなるでしょう。業務内容は受付対応や外国人スタッフのスケジュール管理など多岐に渡ります。
外国人の先生の多くは日本語を話せないので、確実に英語を使う仕事ですので、英語を活かしたいと考えている人にはおすすめです。また英語を使って日本人に指導するわけでもなければ、外国人先生ともそこまで複雑な話をするわけでもないで、そこまでの英語力は必要ありません。
必要最低限の英語力があれば問題ないでしょう。私も数多くの英会話スクールにいったことがありますが、そこまで英語力がなくても大丈夫な印象です。
言葉だけでなく身振り手振りを使ってコミュニケーションを取れば問題ありません。英語を活かしつつ、副業で英語を学びたい方におすすめ。TOEICスコアは低くでも大丈夫です。
ディズニーランド
みんな大好きディズニーランド。そこでの仕事は大半が日本語での仕事になり、キャストになるにあたって英語を話せる必要はないです。
もちろん外国のお客様がいるので話せるに越したことはないのですが、実際にキャストで話せる人はほんの一握りだそうです。なので面接でも英語力について聞かれることはないそうです。
しかし英語を話せると採用率がグンと上がるそうです。よって高いTOEICスコアを持ってると採用で優位になります。やはり最高のおもてなしをするためには、能力の高い人を取りたいですからね。
また配属先によっては英語を使う仕事もあるそうです。それがチケットセンターやインフォメーションセンターです。この場合は確実に英語力が必要になりますので、英語を活かしたい人におすすめ。
逆にその他のキャストの方の場合は、普段使う機会もないですので、英語を話せる人にも、英語を鍛えたい人にもおすすめ出来ません。もしかしたらパレードでダンサーや役者をしている外国人スタッフのサポートのバイトなどはあるかもしれません。
USJ
USJにも外国人観光客がたくさん訪れます。アルバイトをたくさん募集しています。内容としてはディズニーランドと一緒です。ほとんどは英語を使わない仕事です。
英語を活かしたいならチケット売り場やインフォメーション。そうしたところの募集であればTOEICスコアは見られるでしょう。
TOEIC600〜を活かせる仕事
国際線グランドスタッフ
業務内容は、搭乗客への出発・到着時の各種案内、チェックイン、搭乗ゲート案内、荷物に関するご案内やトラブル対応など、まさに皆さんが想像する通りで、国際線グランドスタッフの場合はバリバリ英語を使うことになります。よってTOEICを活かすことができます。
未経験で大丈夫かと心配な方も多いかと思いますが、ほとんどの方が未経験からスタートしていますのでご安心ください。あなたの英語力を確実に活かすことができるはずです。
海外旅行が好きだったり、空港の雰囲気や飛行機を見るのが好きな人にはうってつけのアルバイトです。チームで力を合わせての仕事が好きな方にもピッタリ。とてもやりがいのある仕事で、将来の仕事へも確実に役に立つはずです。
国際線のグランドスタッフの場合、ほとんどのお客様が外国人の方になるので、英語力は必須になります。TOEICスコアよりも、実際にコミュニケーションを取れる英語力があるかが求められるでしょう。TOEICが低くても採用される可能性はありますが、英会話力は必須です。
高級ホテルフロント・レストラン・バー
高級ホテルのフロントの仕事も英語力(TOEICスコア)が確実に求められる仕事の一つです。日本では現在、東京や大阪、京都、そのほかにも多くの地域で外国人旅行客が増えています。
彼らとのコミュニケーションは英語となり、フロントでのチェックイン対応から、ルームサービス、送迎、トラブル対応などホテル業務の様々な場面で英語力が求められますので、TOEICスコアを活かせます。
マリオットホテル、リッツカールトンホテル、フォーシーズンズホテルなどのいわゆる5つ星ホテルの場合は、お客様はレベルの高い接客のためにお金を払われているので、レベルの高い英語力そして接客能力が求められます。
また高級ホテルなどの場合は、レベルの高いサービスを提供する経験ができるので将来の仕事にも行かせる可能性が高いです。高級ホテルで働いた経験があるのであれば、他の仕事をすることは容易なので、おすすめです。
そのほか高級ホテルのレストランやバーでも外国人の方との接客があるので、TOEICスコアは活かせることでしょう。
高級ホテルラウンジスタッフ
高級ホテルにはもう一つTOEICを活かせる仕事があります。それがラウンジスタッフです。高級ホテルなどにはラウンジという場所があります。宿泊客の中でも高価なプランを予約されてる方などが利用する場所で、レストランとカフェの中間のような場所です。
打ち合わせをするビジネス利用のお客様、アフタヌーンティーを楽しむ方々、ホテルでの時間を楽しむ宿泊のお客様などが利用いただくのがホテルラウンジです。
特に高級ホテルは多くの外国人の方々が利用するので、ラウンジでの業務も英語力が求められますので、TOEICスコアは見られるでしょう。業務内容はご案内、オーダー取り、料理のご提供お会計、テーブルの片づけなどです。ラウンジでチェックインなどを行う場合もあります。
しっかりした育成プログラムがあるので、接客業未経験者でも安心です。サービスの基本動作から学べるメリットもあります。アフタヌーンティーやカクテルパーティーなどで、ゲストが注文したものを英語で確認したり、メニューの説明をしたりすることが求められます。
また高級ホテルの場合、VIPのお客様も多くいため、ゲストとのコミュニケーションの中で高度なスピーキング力を身に着けていくことができます。
観光案内所
東京、大阪、京都などあらゆる観光地には観光案内所があります。そこでの仕事はあなたのTOEICを活かして副業できます。
外国人観光客が訪れた際に、おすすめの観光スポットを紹介したり、道に迷っていたら目的地までの道案内したり、トラブルに巻き込まれているようなら対処法を教えてあげたりと、英語を使うアルバイトの中でも場所によっては使う頻度が多いでしょう。
むしろ英会話を話せることが必須の仕事とも言えます。求められる英語力はTOEIC600点以上のところが多い印象です。
狙い目としてはやはり外国人観光客が多いところです。観光地最寄の駅や大型の駅などです。また観光地近くにあるインフォメーションセンターなどもいいでしょう。国際線空港のインフォメーションセンターは確実にTOEICを活かせる仕事です。
バイリンガルスクールの保育補助
インターナショナルスクールでは、英語と日本語を使い外国人の先生のアシスタントとしてクラスのサポートや、保護者との日本語でのメール、電話対応をするアルバイトがあります。
外国人の先生のサポートとなるので英語でコミュニケーションが取れることは必須となります。子供と触れ合うことが好きな方などにはおすすめの仕事です。
東京や大阪、京都など大きな都市などにはインターナショナルスクールが多いので、そういったところだと募集しているところも多いでしょう。ネイティブとコミュニケーションを取れるTOEIC600くらいは必要でしょう。
貿易事務
英語を活かせる副業で地味ではあるけど需要があるのが事務の仕事。貿易事務が特に求人が多いです。事務の仕事なので会話力よりTOEICスコアが重視されます。
具体的には貿易事務の仕事には、世界各国へ向けて商品の発送業務、簡単な経理、商品の写真撮影、ウェブサイトへのアップ、販売管理、商品の清掃、マーケティング、商品の販売、顧客管理などがあります。
英語を使うのは発送業務などになるでしょう。貿易事務と聞くと難しそうな印象がありますが、未経験でも問題ないところが多いです。また英語力も中学英語程度ができれば大丈夫というところも多く、むしろ英語が必須ではないところも多いです。
なのでまだあまり英語は得意ではないけど、副業をしながら伸ばしていきたい。そして貿易関連の仕事をしてみたいと考えてる方におすすめです。TOEIC600点ほどあれば採用されやすいです。
TOEIC700〜を活かせる仕事
キャビンアテンダント(CA)
キャビンアテンダントも英語を使う仕事の代表例ですね。国際線の場合は間違いなく、英語を使います。ですのでTOEIC700点ほどは必要です。入社前はそれ以下でも大丈夫でしょうが、入社後は英語力を上げる必要があります。CAの主な業務は以下のとおりです。
- 乗客の安全確保
キャビンアテンダントの最も重要な役割は、乗客の安全を確保することです。これには、離陸前のシートベルトや座席のチェック、非常口の確認、緊急時の避難手順の説明などが含まれます。 - 搭乗・降機時のアシスト
キャビンアテンダントは、搭乗・降機時に乗客をサポートします。これには、乗客への挨拶、機内への案内、手荷物の収納や取り出しの補助、搭乗券の確認などが含まれます。 - 機内サービス
キャビンアテンダントは、機内での飲食サービスや販売サービスを提供します。これには、飲み物や食事の配膳、アメニティグッズの提供、免税品の販売などが含まれます。 - 乗客への対応
キャビンアテンダントは、乗客からの質問やリクエストに対応し、快適な機内環境を提供します。また、体調不良やトラブルに対処し、適切な対応を行うことも役割の一つです。 - 緊急時の対応
緊急事態が発生した際には、キャビンアテンダントが乗客の安全を確保し、適切な対処を行います。これには、緊急避難の指導や救命胴衣の使用方法の説明、応急処置の提供などが含まれます。
常にお客様から何らかの要望が入るので、それに対応できるだけの英語力が求められます。しかしながらTOEICスコアで600点程度が採用基準となっており、キャビンアテンダントになるハードルは低いです。
しかしながらTOEIC600程度だと英会話をするのが難しいはずですので、CAとしてキャリアを積んでいきたいと考えているのであれば、入社後に英語を鍛えていくことは必須です。また外資系航空会社に入る場合は、TOEIC700点以上の高い英語力が必要となるでしょう。
航空管制官
航空管制官も英語を使う仕事です。そもそもこの仕事自体をご存知ない方もいるかもしれませんね。
空港に行った時に高い塔を見たことがあるでしょうか?航空管制官はその党から飛行機に英語で指示を送るのが仕事です。、空港や周辺の航空空域で航空機の安全な運航を確保するための業務を行います。
「着陸や離陸の調整」「空中交通管理」「パイロットへの情報提供」「航空機の誘導」などが主な業務です。
航空管制官になるためには最低でも英検準1級以上、TOEIC700点以上が必要だと言われています。
また管制官になるには大学、短大、高等専門学校などを卒業後、「航空管制官採用試験」に合格する必要があります。その後国家公務員として国土交通省採用され 、その後、航空保安大学校で8カ月の学科・技能研修を受け、各地の空港または航空管制部に配属となります。
初任給:月給30万円程度
10年以上勤務:年収800万円
外国語講師(ALT)の事務アシスタント
ALT(Assistant Language Teacher)とは学校で英語を教える外国人のことです。文部科学省からグローバル人材育成のための計画発表にもともない、各自治体において彼らの需要が高まっています。そして彼らのサポートをするアシスタントの仕事もあります。もちろん英語を使います。
業務内容としては「ALTの勤務スケジュールの調整」「レッスンプランの進捗確認」「継続受注に向けた企画書の作成・プレゼン」「教員の先生方向けの研修会の企画運営 等ALTには…」「授業の評価」「日本での生活のサポート」などです。
外国人講師1人に対して1人のアシスタントというよりは、一定範囲のエリアを担当して、トレーニング担当者や営業事務らと連携しながらチームで業務を進めていく仕事になります。
求められる英語力はTOEIC700点以上、外国人の先生とコミュニケーションを取れる会話力となります。日本全国でALTがいるので、仕事も全国で募集されています。
TOEIC800〜を活かせる仕事
パイロット
パイロットは英語を使う仕事です。むしろ英語ができないとパイロットにはなれません。入社する際にTOEICスコアは見られるでしょう。最低でも800くらいはあったほうが印象がいいはずです。
パイロットは以下のような状況で英語を使用することになります。
- 航空管制とのコミュニケーション:
パイロットは、離着陸や飛行中に航空管制官と連携して航空機の運航を行います。この際、国際的な標準である英語が使用されます。管制官からの指示を理解し、適切に応答することが重要です。 - 乗務員間のコミュニケーション:
パイロットは、国際線や異なる国籍の乗務員と共に仕事をすることがあります。その際には、英語を使ってコミュニケーションを取ります。機内での連携や緊急時の対応など、円滑なコミュニケーションが求められます。 - 事前のフライトブリーフィング:
フライト前には、パイロットが他の乗務員や管制官とフライトブリーフィングを行います。この際には、飛行計画や気象情報、緊急時の手順などを英語で共有することがあります。 - 飛行機のアナウンスメント:
国際線や外国人旅行者が多いフライトでは、パイロットが英語で機内アナウンスメントを行うことがあります。これには、搭乗時の挨拶や安全上の注意事項、フライト状況の報告などが含まれます。 - 緊急時の対応:
緊急事態が発生した際には、パイロットが英語で管制官や乗務員と連携し、適切な対応を行います。状況を正確に伝えることが、乗客の安全確保につながります。 - マニュアルやドキュメント:
航空機のマニュアルや手順書、航空規制のドキュメントなどは、英語で書かれることが多いため、パイロットは英語を理解し、適切に使用することが必要です。
このようにパイロットには高い英語力が求められます。国際的な航空業界では、パイロットがICAO(国際民間航空機関)の英語試験に合格する必要があり、英語力が極めて重要視されています。
航空業界の中でも年収は1000万円以上と、人気の高い仕事です。
初任給:400〜500万円
機長クラス:1000万円以上
商社
商社も貿易関連の仕事の一つで、業務で英語を使うことがあります。商社は様々な商品を扱っており、国内外問わず商売をしています。なので英語を使うとしたら貿易部門に入る必要があります。
代表的な商社と言えば、三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産など。
どこの会社も平均年収は1000万円を超え、英語を使う仕事の中でも上位にあたります。商社は年功序列で年収が上がるので勤続年数が増えるほど魅力が増していきます。
商社には年収以外にも様々な魅力があり、個人的には「海外で働ける」「規模の大きな仕事ができる」ことにあるかと考えてます。会社でしっかり実績を上げていて、高い英語力があれば海外赴任ができる可能性もあります。
そうすれば日本ではできないエキサイティングな仕事を自分の手で作れるかもしれません。商社に入社する段階では、そこまで英語力が求められることはありません。日本国内向けの部署も多いでしょうからね。英語力よりも学歴と能力の方が圧倒的に重要かと思います。
ただし海外赴任をしたいなら英語力は必須。TOEIC800点〜900点のスコアはあったほうがいいでしょう。
【年収】
三菱商事:1400万円
伊藤忠商事:1400万円
丸紅:1200万円
三井物産:1200万円
英語コンサルタント&英会話スクール講師
最近英語コーチングスクールというものが流行っています。従来型の英会話教室では会話練習をすることに重きを置かれてましたが、英語コーチングスクールでは、個々人の英語力を分析して最適な英語学習法を提案するのが特徴です。
英語コーチは、英語学習者のニーズに合わせて、指導方法や教材を選択し、自己学習のための戦略を提供することがあります。彼らは、英語の発音、文法、語彙、スピーキング、リーディング、ライティング、リスニングなどのスキルを向上させるための支援を提供します。また、英語力向上に必要なモチベーションや自己管理の能力を向上させるためのアドバイスや指導も行います。
英語学習者をコーチとして指導する立場にあるので、求められる英語力はTOEIC800〜900点以上と、比較的高い英語力になります。
英語コーチングは、対面またはオンラインで行われます。英語コーチは難しい技術が必要と考えられがちですが、実はそこまで高度な技術が最初から求められるわけではないので安心してください。しっかり研修等があるので、副業でも安心して働けます。
中学高校の英語教師
学校の先生になるにはTOEICスコアは必要ないですが、最低でもTOEIC800点くらいは持っていたほうがいいと思います。
それくらいないと英語を指導する立場に立てないと思いますし、舐められてしまうと思います。個人的には900点以上を目指すべきだと考えます。
観光ガイド
外国人向け観光ガイドも英語を使う仕事です。
ツアーの例としては東京であれば新宿や渋谷で3~4時間ほど、居酒屋やラーメン屋を訪れながら観光ガイドなどです。ほかには築地、浅草周辺を自転車で周遊し、築地、浅草周辺を5~6時間ほど、観光名所を巡るなど。
英語を活かした副業の中でも、英語ができるのであれば最も楽しい仕事の一つになると思います。仕事にもよりますが、訪問するバーや居酒屋、観光スポットは会社が決定する場合が多いので安心です。
求められる英語力としては、TOEIC700以上、TOEFL70以上など。実際には話せるかどうかが重要なので、それに相当する800点くらいは必要かと思います。
観光地やグルメスポットを外国人と巡り、楽しみながらお金を稼げて英語力も磨ける仕事です。メインの観光ガイドさんの補助の仕事などもあるので、英語力にあまり自信がない方はそちらもいいです。
TOEIC900〜を活かせる仕事
通訳
英語を使った副業で一番上級者向けの仕事が通訳です。プロとして仕事をするならTOEIC990点くらいは必要でしょう。
給料も時給2,000〜5,000円とかなり高い時給がもらえます。通訳の副業には以下のようなものがあります。
- 同時通訳者:
会議やイベントなどで、話し手の言葉をリアルタイムで別の言語に翻訳します。彼らは通常、音声を聞くためのイヤホンを使い、同時通訳ブースから話し手の言葉を翻訳しています。この種類の通訳は、非常に高度なスキルが求められるため、訓練された専門家が行います。 - 逐次通訳者:
話し手が一定の間隔で一時停止することで、その都度、翻訳を行います。これは、ビジネスミーティングや小規模な会議で一般的に使用されます。逐次通訳者は、状況に応じて適切な言葉を選び、文化的な違いにも配慮しながら翻訳を行います。 - 対面通訳者:
主に医療、法律、社会福祉などの分野で使用されます。通訳者は、患者やクライアントと専門家の間でコミュニケーションを助け、言語の壁を解消します。対面通訳者は、専門的な知識や用語に精通している必要があります。 - ガイド通訳者:
観光やイベントで、外国人客に案内を行う際に使用されます。通訳者は、観光地や文化に関する知識を持ち、訪問者にとって分かりやすく楽しい情報を提供します。ガイド通訳者は、観光客とのコミュニケーションが重要なので、明るくフレンドリーな性格が求められます。
時給が高い分専門的な知識や技術が必要な場合があります。また、副業であっても、業務量やスケジュールの調整など、本業との両立について考慮する必要があるでしょう。通訳には単発で行える仕事もあるので、比較的副業として働きやすいでしょう。
もちろんトムクルーズが来日した際に通訳者として指名されたり、大谷翔平選手の通訳をするとなると1000万以上の給料は余裕でもらえるわけですが、平均的にはそこまで高い年収にはなりません。
翻訳家
翻訳の仕事は求められる英語力、TOEICスコアに大きく幅があります。
最近では翻訳AIがとても発展しているので、下手に人間がやるより機械に任せたほうが精度が高く、安い翻訳の仕事は機械で調べて違和感のあるところを修正するといった仕事になるでしょう。その場合はTOEICは700程度あればできるでしょう。
しかしながら本や映画など、プロの翻訳家として仕事をするなら最低でもTOEIC900点は必要となります。
私としては余裕でTOEIC990点満点取れるくらいの英語力がなければ厳しいかと思います。もちろん翻訳は英語だけでなく、日本語力も求められる仕事ですので、全体的な言語力が求められる仕事です。TOEICを活かすというよりできて当然の業種ですね。
外資コンサル
英語を使う仕事の中でも最も高い給料がもらえる仕事の一つがコンサル。TOEIC900点取れるくらいの地頭の良さは必要でしょう。
マッキンゼー、ボスコン、アクセンチュアなど誰もが一度が聞いたことがあるかと思います。
企業が抱えている問題を分析し、課題を解決するための支援活動を行うのが仕事です。コンサルと一言に言っても仕事内容は多岐にわたりますが、一番花形の仕事が戦略コンサルで、上記のような業務をする人たちのことを指します。
しかし難点としては、入社難易度の高さ。東大、京大、早慶など高学歴の方がひしめく競争の激しい世界です。また入社後も楽ではなく、超がいくつも付くほど激務。
「家にはシャワーを浴びるためだけに帰る」
「3日寝ずに仕事するのは普通」
などネットでは様々な話が上がってますよね。TOEICスコアが必ず必要なわけではありませんが、TOEIC900点くらいあるといいと思います。実際英語ができなくて相当苦労したという話はよく聞きます。
外資金融
外資系金融も、英語を使う仕事の中でも最上位の給料がもらえる仕事の一つ。TOEIC900点取れるくらいの地頭の良さは必要でしょう。ゴールドマンサックス、モルガン・スタンレー、JPモルガン。名前だけで年収が高そうですよね。
外資系金融でも仕事内容は多岐にわたります。
「IBD部門(投資銀行部門)」ではコンサルとして企業のM&A、資金調達、IPOのサポートを行います。「マーケット部門」は株式や為替などの金融商品を営業、売買。「アセット・マネジメント部門」は顧客の資産運用を行います。
部門にもよりますが、業務を行う中で様々な企業や、個人の大金持ちとのコネクションができることも魅力の一つのようです。転職した際にお客様をそのまま引っ張れれば、容易に年収アップも可能ですし、自身で企業する際にも何らかのアドバンテージになることも多いはず。
能力の高い人に囲まれながら仕事をできるのも魅力かなと。あと何より外資系金融に入れれば確実にモテますし羨ましがられます。社会的評価が尋常じゃない。
TOEICスコアが必ず必要なわけではありませんが、TOEIC900点くらいあるといいと思います。実際英語ができなくて相当苦労したという話はよく聞きます。
TOEIC、TOEFL、IELTS講師
TOEIC講師はあなたのTOEICスコアを最も直接的に活かせる仕事でしょう。850点くらいが採用基準になってますが、自信を持って講師になるならTOEIC900点くらいあったほうがいいと思います。
時給も1500円以上などが多いですし、得意なことを活かせるのでそこまで負担がないでしょう。英会話の指導に関してはネイティブ講師の方が良い場合もありますが、TOEIC、TOEFL、IELTSに関しては日本語での指導の方が圧倒的に伸びます。
そのため英語スクールでは英語系の資格を持ってる人を常に探しています。完全オンライン指導、マンツーマンレッスン、グループレッスンと様々な形態がありますが、自分の好みに合ったところを見つけると良いでしょう。また学習塾にありがちな「時間外労働が多く、事前に予習しなければならない」ということもないはず。
すでにTOEIC高スコアを持ってる人ならわかると思いますが、特にTOEICなんかは出題されるパターンは決まってます。高得点をすでに持ってるなら難しいことはないでしょう。
正解と不正解の理由を説明すればいいだけです。個人的に英語系資格を持ってるならTOEIC、TOEFL、IELTS講師は、英語上級者おすすめの副業です。コスパよく稼げます。
またはTOEIC講師の副業として、自分でビジネスを展開することができますので、独立を目指してる方はどこかの企業で仕事をするより、SNSやウェブサイトで集客を行い、まずは小さくビジネスをスタートすることがおすすめです。
TOEICスコアを利用して給料を上げる方法
しかしながら高いTOEICスコアを持っていても、働く場所を間違えると給料は他の人と変わりません。例えばカフェやレストランでは給料の上限も決められてますし、「英語を使って価値を創造」しているわけではないので、必然的に給料は他とたいして変わりません。
TOEICスコアを利用して給料アップを狙うなら、あなたの英語力を利用して「売り上げを生み出せる仕事」を狙うべきです。「あなたのおかげ、あなたがいなかったらこの売り上げはなかった」と思われるような仕事を狙いましょう。
具体的には外資系金融、外資系コンサル、IT系、自ら起業するなど。
逆にキャビンアテンダントやレストランなどの接客業は例え英語が話せても、結局誰がやっても同じ仕事なので、TOEICスコアを持っていても給料は上がらないでしょう。また英語ができて当たり前の職場では、周りも全員話せるので、あなたに優位性は生まれません。
そういった意味では、自分で起業して、英語を活かしたビジネスをするのが一番TOEICスコアを活かせる方法かと私は思います。
TOEICスコアアップで開ける仕事の幅と将来性
TOEICスコアを活かせる仕事に関する記事を書いているのに申し訳ないのですが、今後はTOEICの重要性は下がってくると予想してます。なぜなら読み書きの能力は、本格的にAIが代替するようになるから。人間がやる必要がほとんどなくなるからです。
皆さんもChat GPTやDeepLを使ったことがあるならわかると思いますが、本当に精度が高いです。私自身TOEIC900点を持っているのですが、正直私よりもはるかにレベルの高い翻訳をしてくれます。
また海外の情報を手に入れるのも簡単になると思います。Chat GPTで調べればいいだけですから。
このように読み書きの能力を測るTOEICスコアはすでに意味をなさないものになってます。ですので私はそれよりもスピーキング力やコミュニケーション能力の方が圧倒的に有利になると思います。
本当の英語力を持ってして、企業に貢献できて初めて高い給料をもらえるようになるようになると思います。というより既にそうなっています。高い給料を狙うなら英会話力を上げましょう。
TOEICスコアを上げるために必要な勉強法とは?
TOEICに将来性はないと書いたものの、実情としては採用の場面ではTOEICスコアが有利に働くことも多いです。ですのでTOEICスコアを上げる方法を教えたいと思うのですが、正直言いますとTOEICスコアは正しい勉強をすれば3ヶ月で200点ほどアップさせるのは簡単です。
それも1日1時間程度の自習で。ただし独学であれば1日3時間以上を半年やっても200点は厳しいでしょう。
これは宣伝ではないので、全く調べていただく必要もないのですがTOEICスクールに通うことをおすすめします。英語コーチング系のTOEICスクールが特におすすめです。気になる方はこ自身で調べてみてください。
TOEICスコアによって得られるメリットはお金だけではない
もしかしたらこの記事を読んで、私がTOEICに批判的な人間と思われてるかもしれませんが、実はそんなことはありません。むしろみんなTOEICスコアを伸ばすべきだと考えています。なぜならメリットがあるから。それはお金ではなりません。ずばり、英会話力が伸びるからです。
意外と知られてませんが、TOEICスコアが伸びると英会話力は間違いなく伸びます。なぜならTOEICスコアは英会話に必要な基礎的な力(単語、文法、音声知覚力、意味理解力、文章読解力、抽象化力など)を伸ばすことができるからです。
日本人が英語を話せない理由は、「会話で使える状態の知識がないこと」にあります。例えば「make」「put」といった簡単な単語を読めたとしても、それを会話で使いこなせる人はほとんどいない。これはその知識が会話で使える状態になっていないからです。しかしTOEIC学習を通して、それらを向上させることができる。
だから英会話力が伸びるのです。英語コーチング系のTOEICスクールがでは普通のTOEIC学習法と違ったアプローチをします。先ほど「TOEICスコアは英会話に必要な基礎的な力(単語、文法、音声知覚力、意味理解力、文章読解力、抽象化力など)を伸ばすことができる」と書きましたが、
英語コーチング系のTOEICスクールでは基礎的な力を伸ばすことで、TOEICスコアをのばすというアプローチをします。TOEICに特化した学習はしないのです。それでも3ヶ月で200点上がる。
そして当然ながら英会話力が超伸びます。ですので個人的にはTOEICだけでなく英会話力を伸ばせるメリットを享受できるスクールに通うのもありだと考えています。
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