この記事では「グランドスタッフになるには?」についてお話ししていきます。
飛行機好きな方や、海外旅行好きの方、または海外留学などをした経験があり英語が得意な方は、
一度は空港で働けるグランドスタッフの仕事をしてみたいと考えたことがあるはず。日本の空港はもちろんのこと、海外でも空港でお仕事をされている方を見ると、自分もやってみたいなと思いますよね。
実はグランドスタッフになるハードルは意外に高くありません。多くの方が努力をすれば必ず働くことができるでしょう。
この記事では「グランドスタッフになるための方法」から「必要な資格や能力」「仕事内容」「給料」まで詳しく解説しています。
航空業界への就職を考えている方の参考になれば幸いです。ぜひ最後までご覧ください。
グランドスタッフになるには
ハンドリング会社に入社する
まずグランドスタッフになるにはハンドリング会社に入社する必要があります。
「空港の仕事だから航空会社に入社するのでは?」と考えてしまいそうですが、実は違うのです。
パイロットやキャビンアテンダントは、航空会社ですが、空港での仕事をしているグランドスタッフは、ハンドリング会社になります。
航空会社 | パイロット、キャビンアテンダント |
ハンドリング会社 | グランドスタッフ |
ハンドリング会社は大きく分けて2タイプ
ハンドリング会社も大きく分けて2種類あります。
1つ目がエアライン系、2つ目が独立系。
エアライン系は文字通り、ANAやJALといった航空会社の子会社が運営しているハンドリング事業です。
独立系とは航空会社を母体とせず、航空会社と契約を結びグランドスタッフ業務を請け負っています。
エアライン系と独立系それぞれ以下のような会社があります。
エアライン系 | ANAエアポートサービス JALスカイ 韓進インターナショナルジャパン アシアナスタッフサービス |
独立系 | 空港ターミナルサービス スイスポートジャパン FMG ワールドエンタプライズ |
グランドスタッフになるならエアライン系がおすすめ
「エアライン系と独立系のハンドリング会社」はどちらの方がいいの?と思いますよね?
結論、エアライン系でグランドスタッフをした方がいいです。
詳しいことは記事の後半で話しますが、エアライン系のハンドリング会社、つまり航空会社の社員になれれば、無償航空券、大人普通運賃の90%割引航空券や大人普通運賃の半額割引航空券などのチケットが利用可能です。
無料、90%OFFですよ?
独立系のハンドリング会社にはこのような福利厚生はありません。
航空会社系の場合のみです。
ですから入社難易度は多少上がるかもしれませんが、グランドスタッフになるのではればエアライン系のハンドリング会社を狙いましょう。
グランドスタッフになるために必要な資格と能力
それではグランドスタッフに必要な資格や能力について話していくのですが、基本的に必要な資格などは特にありません。
誰でもグランドスタッフとして働くチャンスがあります。
しかしながら働く上で必要な「語学力」「最低学歴」がありますので、その2点について解説させていただきます。
英語力
グランドスタッフになるためには、TOEIC550点が最低でも必要だと言われています。
国際線の場合、空港のチェックインカウンター業務などで直接外国人のお客様と英語でコミュニケーションを取れる英会話力も必要です。
一部の企業では英語面接を実施するところもあるそうですが、それは稀で基本的にはTOEICスコアで英語力を判断されることになります。
ですからグランドスタッフになりたいのであれば最低でもTOEIC550点を取得しておきましょう。
またこれは足切りラインですので、絶対にグランドスタッフとして働きたいのであれば、600点、700点、800点は取っておいた方がいいでしょう。
以下各ハンドリング会社が求める英語力です。(各会社の詳しい情報は記事の後半で書いてます。)
応募条件 | |
ANAエアポートサービス (https://www.anaas.ana-g.com/careers/recruit/saiyo/new.pdf) | 英検2級以上もしくはTOEIC550点以上の語学力を有する事が望ましい |
JALスカイ | 英検2級、もしくはTOEIC550点程度以上の英語力を有する方が望ましい。 |
韓進インターナショナルジャパン (https://hanjinjp.wixsite.com/staff/general-5) | 記載なし |
アシアナスタッフサービス (https://asianastaff.com/recruit_info/haneda/) | 英語または韓国語のできる方優先 |
応募条件 | |
空港ターミナルサービス (https://www.ats-nt.co.jp/recruit.html#NEW-FACE) | 以下いずれかに1つでも当てはまる方 TOEIC (L/R) 550点または英語検定2級以上の英語力をお持ちの方 中国語など第2外国語を話せる方 歓迎 母国語が外国語の方は日本語検定1級または同等レベルの日本語力 |
スイスポートジャパン (http://www.swissport.co.jp/recruit/lp/) | 英語スキル(目安:TOEIC500以上) 日本語スキル(JLPT N2以上)※日本語が母国語でない方 |
FMG (http://www.fmg.sc/careers/requirements/) | ☆英検2級以上もしくはTOEIC550点以上の語学力を有することが望ましい (フィリピン系航空会社のハンドリングをお願いします。英語力に自身のある方歓迎) |
ワールドエンタープライズ | 必須ではありませんが、語学力をお持ちの場合はキャリアの選択肢の幅が広がります。 |
短大・専門卒以上
グランドスタッフになるには短大・専門卒以上が必要となります。
大学に行くべきかどうかについては、個人の判断になります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身で判断していただければと思います。
メリット | デメリット | |
大学に通う | 給料が高い 大学生活の中で違う可能性に出会う 時間的猶予ができる | 学費が高い 時間の無駄になる可能性 |
短大・専門 | 学費を抑えられる 早くキャリアをスタートできる | キャリアの幅が狭まる 給料が低い |
グランドスタッフの仕事内容
グランドスタッフの仕事内容は以下のようになります。それぞれ詳しく解説します。
- チェックイン業務
- 預け入れ荷物対応
- 出発案内業務
- 到着便業務
チェックイン業務
おそらくみなさんが持っているグランドスタッフの一番イメージはこれですね。
チェックインカウンターで、お客様の対応するのはグランドスタッフのメインの仕事です。英語力が求められるのはここです。
「パスポートチェック」「座席指定」「チケットの発券」「預け入れ荷物対応」などの仕事をします。
出発案内業務
よく飛行機に乗るときに、ゲートの前で「後方の席のお客様から先にご案内いたしますので、番号〇〇以降の方は搭乗口でお並びください」などの案内をしている方がいますよね?
あれがグランドスタッフで、出発案内業務になります。
たまにチェックインされたお客様が、搭乗口に来ておらず、「フライト番号〇〇、〇〇行きの飛行機に搭乗予定の〇〇様、まもなく搭乗ゲートが閉まりますので、」といったような案内をしてますね。
あのような場合には、空港内のアナウンスを使ったり、空港内を探し回ったりします。
到着便業務
到着便業務では、到着した飛行機から降りるお客様の案内をしたり、車椅子のお客様のサポートをしたりします。
手荷物の返却対応もグランドスタッフが行う到着便業務の一つです。
荷物がぐるぐる回っているベルトコンベアの周りでスーツケースの整理などをしているのもグランドスタッフさんです。
グランドスタッフの給料
グランドスタッフの給料は年収では以下のようになっています。
全国:367万円
東京都415万円
大阪府:359万円
北海道:313万円
月給だと29万円程度が相場のようです。
各企業のグランドスタッフの給料
それぞれのハンドリング企業の給料の情報を載せます。
基本給 | |
ANAエアポートサービス (https://www.anaas.ana-g.com/careers/recruit/saiyo/new.pdf) | 195,100円 |
JALスカイ (http://www.jalsky.co.jp/recruit/requirements/) | 大卒以上:221,000円 短大・専門卒:191,000円 |
韓進インターナショナルジャパン (https://hanjinjp.wixsite.com/staff/general-5) | 190,000円 |
アシアナスタッフサービス (https://asianastaff.com/recruit_info/haneda/) | 19万円以上 |
応募条件 | |
空港ターミナルサービス (https://www.ats-nt.co.jp/recruit.html#NEW-FACE) | 記載なし |
スイスポートジャパン (http://www.swissport.co.jp/recruit/lp/) | 180,000円~300,000円 |
FMG (http://www.fmg.sc/careers/requirements/) | 185,000円~ |
ワールドエンタープライズ | 高卒:173,000円~ 専門・短大卒:176,460円~ 大卒:179,920円~ |
給料のことを考えてもやはりエアライン系のハンドリング会社に、グランドスタッフとして入社した方が待遇がいいです。
グランドスタッフの採用の流れ
グランドスタッフになるための採用の流れについて解説します。各企業によって選考フローは変わりますが、ここでは代表的な企業であるANAエアポートサービスを例にとって紹介します。
一次選考
書類選考
■ANAグループ空港運営会社にプレエントリー(グループ共通エントリーシート提出) 締切:2023年4月30日(日) 23:59
■エントリーシート 提出締切:2023年5月7日(日) 23:59
■WEB適性検査 受検締切:2023年5月7日(日)23:59
二次選考
面接
三次選考
面接
最終選考
面接
※グランドハンドリング志望者:運転適性検査(筆記)
エアライン系のグランドスタッフは航空券が無料?(福利厚生について)
さて、記事の前半で「エアライン系のハンドリング会社のグランドスタッフになったら航空券が90%になるから、航空会社系の会社を狙った方がいい」と書きました。
これは事実です。
ANAエアポートサービス、JALスカイの正社員として入社できれば、ANAまたはJALの航空券を、無料や90%OFFといった料金で購入することができます。
これは航空会社の福利厚生の一つです。いかにグランドスタッフが得られる福利厚生を解説します。
無料航空券EFチケット
こちらは当日に空席があれば無料で搭乗できる航空券です。
JALもANAも自社便の国内線は基本無料だそうです。
空席があれば大阪、北海道、沖縄、福岡などあらゆる路線で利用できるそうです。
これは嬉しすぎますね。旅行好きの方にはたまらない。
しかしながら無限にこのチケットを利用できるわけではなく、年間で回数が決まっているそうです。役職や社歴によって、購入できる回数は増えるそうですよ。
ちなみに当日フライトが満席になってしまった場合には、搭乗できなくなるデメリットもあります。
あくまで座席に空きがあった場合に乗れるチケットですので、旅行当日までハラハラドキドキしてしまいますね。
割引チケット
国際線に関しては無料ではなく、最大90%OFFとなっているそうです。
こちらも普通に購入すると最低でも10万円以上はするので、それが最大90%になることを考えると、ものすごいことです。
しかしながら基本的なルールは国内線のEFチケットと同じで、席に空きがある場合に搭乗することができます。
当日になり満席になってしまった場合には、乗ることができないので注意が必要です。
「グランドスタッフとして働いていて、やっと得られた長期連休にEFチケットを使いハワイに行こうと思ったが、当日行けなくなった」なんて悲しいこともあり得るので、使い方には注意が必要ですね。
二親等まで利用可能
このEFチケットは二親等まで利用可能です。つまり親、兄弟、祖父母まで。
各ハンドリング会社と業務内容の紹介
ANAエアポートサービス
ANAエアポートサービスは、ANAホールディングスの完全子会社です。業務は大きく分けて次の3つです。
旅客サービス業務:空港に訪れる様々なお客様に対し、コミュニケーション能力と、チームワークを発揮し、「ANAの顔」として空の旅をサポート。出発ロビーにおける搭乗手続きカウンターやロビーでの案内業務をはじめ、ラウンジやVIPサービスなど幅広く活躍しています。
ランプサービス業務:航空機の誘導、貨物の搭降載、搭載計画指示書の作成、機内清掃など、業務内容は多岐にわたります。運航の安全性、定時性やお客様への快適な空間の提供に直接つながる業務です。
コントロール業務:運航の中枢であるAMC(エアポートマネジメントセンター)内で他空港やANAグループの他部署、航空局などと調整し、羽田空港内の様々な部署と連携して安全かつスムーズな運航を支える業務です。
実はグランドスタッフだけでなく、飛行機の運行に関するあらゆる地上業務をANAエアポートサービスがになっています。
この会社を選ぶメリットとしてはやはり福利厚生の充実度でしょう。無料または割安でチケットを購入することが可能です。
JALスカイ
JALスカイは、日本航空の子会社です。ANAエアポートサービス同様、JALの航空機運行に関するあらゆる地上業務を担っています。グランドスタッフには以下のような業務があります。
カウンター:お客さまを最初にお迎えする『航空会社・空港の顔』として旅の始まりであるご搭乗手続き(チェックイン)をお手伝いするのが、チェックインカウンターでの仕事です。
トラフィック:ご出発されるお客さまをお見送りし、到着されたお客さまをお迎えし、乗り継ぎのお客さまのお手伝いをします。
ラウンジ:おもてなしの心を添えて、上質な時間をお過ごしいただけるよう『くつろぎの空間』を提供しています。
手荷物サービス:お手荷物が未着の場合に捜索を行ったり、お手荷物が破損・盗難に遭われた場合に、修理・賠償などを行う仕事です。
デスク:出発・到着の全ての便に関わるお客さま・運航・整備・手荷物などさまざまな情報を総合的に管理しています。
ステーションオペレーション:航空機の運航に関わる多種多様な情報を取り扱い、必要な情報をパイロットや社内外の関連する部署へ発信しています。
韓進インターナショナルジャパン
韓進インターナショナルジャパンは、韓国の大手物流・運送業者である韓進(Hanjin)グループの日本法人です。韓進グループは、主にコンテナ輸送や航空貨物輸送をはじめとする物流サービスを提供しており、韓進インターナショナルジャパンも同様のサービスを提供しています。
日本市場においても、輸出入業務や物流関連の業務を手掛けており、韓国と日本を結ぶ物流や貿易の橋渡し役を果たしています。また、韓進インターナショナルジャパンは、世界各国への海上・航空輸送サービスを提供しており、日本と韓国だけでなく、世界各地との物流ネットワークを持っています。
アシアナスタッフサービス
アシアナスタッフサービスは、韓国の大手航空会社であるアシアナ航空(Asiana Airlines)が提供する、空港関連のサービスを担当する企業です。アシアナ航空は、韓国を代表する航空会社の一つで、国内線と国際線の運航を行っています。
アシアナスタッフサービスは、アシアナ航空の運航に関連する業務をサポートし、空港内での様々な業務を担当しています。主な業務内容は、チェックインカウンターでの手続き、搭乗手続き、機内サービスのサポート、荷物取り扱い、遅延や欠航の対応、空港内での安全確保などが含まれます。
また、アシアナスタッフサービスは、顧客サービスの向上を目指して、常にスタッフ教育や研修を行っており、安全で快適な空の旅を提供するために努力しています。
空港ターミナルサービス
空港ターミナルサービス(Airport Terminal Services, ATS)は、空港内でさまざまなサービスを提供する企業です。彼らの主な業務は、航空会社や空港利用者に対して、地上業務やターミナル運営、航空機へのサービス提供、荷物取り扱い、搭乗手続き、チェックインカウンターでの手続きなどの空港関連業務を行うことです。
空港ターミナルサービス会社は、効率的かつ円滑な空港運営をサポートし、利用者に安全で快適な空の旅を提供するために努力しています。また、これらの会社は、顧客サービスの向上を目指してスタッフ教育や研修を実施し、最新の空港運営技術やシステムを導入することもあります。
各空港や航空会社によって、空港ターミナルサービス会社の選定や提供するサービス内容が異なる場合があります。そのため、利用する空港や航空会社によって、提供されるサービスの質や範囲が変わることがあります。
スイスポートジャパン
スイスポートジャパン(Swissport Japan)は、国際的な航空サービスプロバイダーであるスイスポートインターナショナル(Swissport International)の日本法人です。スイスポートは、世界中で空港地上サービスと貨物取り扱いサービスを提供する企業で、約300以上の空港で事業を展開しています。
スイスポートジャパンは、日本国内の空港において、地上サービスや貨物取り扱いを担当しています。主な業務には、航空機へのサービス提供、荷物取り扱い、搭乗手続き、チェックインカウンターでの手続き、航空機クリーニング、ランプサービス、ケータリング、貨物取り扱いなどが含まれます。
スイスポートジャパンは、効率的で安全な空港運営をサポートし、航空会社や空港利用者に快適なサービスを提供することを目指しています。また、スタッフ教育や研修を通じて、顧客サービスの向上を目指しており、世界各地で培ったノウハウを活用して、日本の空港でのサービス品質を高めています。
FMG
FMGは、Fujita Kanko Inc.(藤田観光株式会社)の子会社である、空港関連業務を行う企業です。主に、空港での荷物取り扱いや地上サービスを提供しています。
FMGの主な業務には、チェックインカウンターでの手続き、搭乗手続き、航空機へのサービス提供、荷物取り扱い、航空機クリーニング、ランプサービスなどが含まれます。また、顧客サービスの向上を目指し、スタッフ教育や研修を実施しています。
FMGは、効率的で安全な空港運営をサポートし、航空会社や空港利用者に快適なサービスを提供することを目指しています。そのため、日本国内の空港において、地上サービスや荷物取り扱い業務を担当しており、安全で円滑な空港運営に貢献しています。
ワールドエンタープライズ
株式会社ワールドエンタープライズ(World Enterprise Co., Ltd.)は、羽田空港を中心に地上ハンドリングサービスを提供する企業です。
- 搭乗手続き: チェックインカウンターや搭乗ゲートでの手続きを担当し、旅客の搭乗手続きや搭乗券の確認、手荷物のチェックなどを行っています。
- 航空機ハンドリング: 航空機の到着・出発時における地上業務を担当し、機体への給油や荷物の積み込み・降ろし、トイレ処理、給水、航空機のクリーニング、ケータリングなどのサービスを提供しています。
- ランプサービス: 航空機の駐機場での運航支援業務を担当し、機体の誘導や駐機場の整備、地上輸送機器の運用管理などを行っています。
- 保安検査: 空港での安全確保に関わる保安検査業務を行い、手荷物や荷物のスクリーニング、搭乗者のボディチェックなどを実施しています。
株式会社ワールドエンタープライズは、羽田空港での空港事業を通じて、旅客や航空会社に円滑で快適なサービスを提供し、安全な空港運営に貢献しています。また、スタッフの教育や研修を通じて、サービス品質の向上に努めています。
グランドスタッフとして働くメリット・デメリット
メリット
グランドスタッフとして働くことのメリットには以下のようなものがあります。
航空業界へのアクセス: グランドスタッフとして働くことで、航空業界に関わる機会が増え、航空会社や関連業務のネットワークを構築できます。
多様なスキルの習得: 空港内での業務は多岐にわたるため、幅広いスキルを習得できます。顧客対応やチームワーク、コミュニケーション、問題解決能力、緊急時の対応力など、将来的に他の職種でも活かせるスキルが身に付きます。
言語能力の向上: 多くの国際空港では、さまざまな国籍の旅行者や航空会社スタッフと接する機会があるため、異文化コミュニケーションや外国語能力を向上させることができます。
異文化理解: 空港は多国籍な人々が集まる場所であり、異文化を理解し、それに適応する力を養うことができます。これは、グローバルな環境で働く際に有益な経験となります。
航空関連の割引・特典: 航空会社や関連企業の従業員として働くことで、航空券や宿泊施設などの割引や特典が受けられることがあります。
シフト制の働き方: 空港業務は24時間体制で行われることが多いため、シフト制で働くことが一般的です。これにより、柔軟な勤務スケジュールが組める場合があり、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
職種の多様性: グランドスタッフの職種は多岐にわたりますので、自分に適した業務やキャリアパスを見つけやすいです。また、異なる職種間でのキャリアチェンジも可能です。
デメリット
難しい業務内容: 空港での業務は、繁忙期には大変忙しく、ストレスやプレッシャーがかかります。また、荷物の重さや操作する機器の大きさ、深夜勤務など、肉体的につらい条件もあります。
シフト勤務: 空港業界は24時間体制で、シフト制で勤務することが多いため、勤務時間や勤務曜日が不規則であることがあります。そのため、生活リズムを整えることが難しい場合があります。
長時間勤務: 繁忙期や遅延の多い日などは、長時間勤務が必要な場合があります。そのため、労働時間の過重が生じることがあります。
職種のリスク: 航空業界は安全性が重視されるため、業務上のミスやハプニングがあると大きな問題となります。また、飛行機の着陸や離陸、荷物の積み込み・降ろしなど、職種によっては危険な作業もあります。
多忙な環境: 空港は多忙な場所であり、長時間立ちっぱなしや急いで業務をこなすことが多いため、ストレスや疲労感を感じることがあります。
騒音や汚染: 空港周辺は騒音や大気汚染がある場合があり、そのため健康面へのリスクが存在する場合があります。
まとめ:憧れの航空業界へ
この記事では「グランドスタッフになるには?」という内容でお送りさせていただきました。
航空関連の仕事は憧れますよね。
かくいう私も英語の勉強を始めた理由は、航空業界で働きたかったからです。その後ヨーロッパに留学したのも同じ理由です。
やはり海外好きの私にとっては航空業界というのは、何よりも憧れの対象でした。今ではいろいろな巡り合わせがあり、違う業種の仕事をしていますが、
今でも週に1回は羽田空港に飛行機を見に行ったり、空港の雰囲気を味わったり、デッキから眺めるあの壮大な景色を見るために、足を運んでいます。
みなさんも同じように、何かしらの理由があって航空業界が好きな方が多いと思います。
ぜひ夢をあきらめず、グランドスタッフという素敵な仕事に就くために頑張ってください。
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