この記事では、英会話講師の採用におすすめの求人サイトを11個紹介します。
英会話スクール・英会話教室を運営する上で最も重要なことの1つが、英会話講師の採用ですよね。私自身が大学時代から英会話スクールを紹介するメディアを運営しており、多くのスクール様とやりとりをしてきました。
その中でやはり「いい人材がなかなか見つからない」「採用したはいいもののすぐに辞めてしまう」「費用対効果が悪い」といった声を聞きました。
これらには以下の原因があると考えます。
- 利用している求人サイトが英会話講師向けではない
- ミスマッチが起こってる(本当は英会話講師希望ではない)
- 大手求人サイトをとりあえず利用してしまっている
この記事ではこれらの問題を回避できるように、英会話講師の採用に合った求人サイトを11個紹介し、それぞれの特徴を紹介していきます。
英会話講師採用に使える求人サイト一覧
特徴 | 料金 | |
ENGLISH WORK | メリット ・英語人材に特化した求人サイト ・無料でも十分に採用できる ・事業宣伝のためのプレスリリースを無料で掲載可能 ・英語人材に特化しているため、求人が埋もれる心配がない ・英語人材以外の無駄なインプレッションにお金を払う必要なし ・海外在住の英語人材にもアプローチ可能 デメリット ・英語人材以外の採用には向いてない ・外国人の採用には不向き(日本語ができる外国人は利用) ・有料プランは月額49,800円〜 | 無料〜 |
indeed | メリット ・国内最大級の求人サイト ・無料掲載オプションがある ・応募者のデータや求人のパフォーマンスを分析するためのツール デメリット ・人気のプラットフォームであるため、他の多くの企業と競合 ・英語人材にピンポイントでアプローチできないため、無駄な費用もかかる ・目立たせるためのスポンサー求人は費用がかかる ・多くの求職者が集まるが選別が必要 ・地域によってはindeedの利用者が少ない | 無料〜 |
メリット ・海外発のサービスのため、海外経験者や英語上級者が多い ・プロフィールには、経歴、スキル、推薦など詳細な情報がある ・高度なツールで、特定のスキルや経験を持つ候補者を効率的に見つ デメリット ・国内では利用者が少ない ・有用な機能の多くはプレミアムプラン ・スパムアカウントもある | 無料〜 | |
マイナビ転職 | メリット ・様々なオプションを提供しており、企業側が希望する条件を持つ人材からのアプローチを増やせる ・1973年創業の老舗企業 ・「ウェブメン」マルチデバイス対応のWeb面接システム デメリット ・オプションは便利ですが、一つ一つの費用が高いとの指摘 ・操作の複雑さ: どこに何があるか分かりにくい ・求職者は掲載企業が多いため、特定の企業や情報を見つけるのに時間がかかる | 20万円〜 |
エンワールド | メリット ・外資系企業や日系グローバル企業への転職に特化 ・管理職や専門職、スペシャリスト職の高年収の転職に強い ・企業と求職者双方のニーズを深く理解した上での求人紹介 デメリット ・大手の転職エージェントに比べると、求人数は少なめ ・コンサルタントの質にばらつき | 成功報酬のため不明※ |
ビズリーチ | メリット ・国内最大級のハイクラス転職サイト ・アドバイザーによる企業の採用ニーズに合ったサポート ・スカウト型のサービスで、企業のニーズに合った候補者を効率的に見つかる デメリット ・スカウトメールを用いて候補者にアプローチするため労力が必要 ・ハイクラスの市場に限定される | 85万円~ |
リクルートエージェント | メリット ・業界No.1の求人数 ・求人数が多いだけでなく、幅広い職種や業界に対応 デメリット ・英語人材を採用するのに特化したサービスではない | 成功報酬のため不明※ |
英会話講師.com | メリット ・英会話講師を採用することに特化している ・メルマガ登録者数が多い ・多くの英語事業者が利用 デメリット ・大手企業よりもベンチャーや中小企業の求人が多い傾向 ・掲載するのにお金がかかる ・求人掲載後は自社で直接編集できない ・外国人の採用には不向き | 33,000円〜 |
Daijob.com | メリット ・外国人も採用できる ・外資系企業への求人が豊富で、世界でで活躍できる人材の採用には魅力的 ・通信・ソフトウェア、製造業、金融・保険など、多様な業種 ・スカウトメールによるダイレクトリーチ デメリット ・大手企業よりもベンチャーや中小企業の求人が多い傾向 ・職務経験が少ない方も利用しやすいサイトであるため、求人に応募する候補者の職務経験やスキルレベルは多様 | 48万円〜 |
英語転職.com | メリット ・英語力を活かす求人に特化 ・ミドルマネジメントからエグゼクティブクラスまで幅広い求人 デメリット ・他の一般的な転職サイトと比較して、求人の種類や数量が限定される ・登録しないと求人が見れない | 成功報酬のため不明※ |
キャリアクロス | メリット ・外資系企業の求人が多く掲載されており、国際的な人材を求める企業にとっては有用 デメリット ・一部の利用者からは、サイトの登録プロセスが複雑であるとの声も | 不明 |
英会話講師を採用できる求人サイト11選
ENGLISH WORK
ENGLISH WORK(EW)は、「大学で英語を学んだけど、結局それを活かせず普通の仕事をしている」「留学・ワーホリをしたけど、その経験を活かせない」という英語学習者の悩みを解決するために2023年にスタートした求人サイトです。
留学・ワーホリ経験者が多数訪れるサイトのため、英会話講師の採用にはぴったりです。
大手求人サイトでは、競合が多いため貴社の求人が埋もれてしまうことが多いのですが、EWは英語人材に絞っているため、その心配はございません。
また無料で使える点もおすすめ。英語系の求人サイトの中には何十万円もかかるところもありますが、EWであれば0円でも十分に採用可能です。
さらに小さな規模の求人サイトだと、アナログなシステムのところも多く、いちいち担当者と連絡する必要がありますが、EWの場合、会員登録〜求人掲載・編集までサイト上で24時間いつでもできます。
最後におすすめする点は、英会話講師の採用を考えている企業が、自社スクールを無料で宣伝できる点です。EWでは無料のプレスリリース機能がついています。求人掲載をしている企業ならいつでも掲載可能ですのでぜひチェックしてみてください。
indeed
日本で英会話講師を採用するなら、とりあえずindeedを使っておけば間違い無いでしょう。なぜならここが日本最大級の求人サイトで、多くの人が利用しています。
また無料で使える点も大きい。日系の多くの求人サイトは掲載するだけでも何十万円と費用がかかります。転職エージェントの場合は掲載料は無料だとしても、採用した段階で手数料として年収の数十%、または一律で30万円といった感じでお金がかかります。
正直小規模の英会話スクールの場合、できるだけ無駄な費用は払いたく無いですよね。ですからとりあえずindeedで無料で掲載しておくのがいいと思います。
もちろんindeedにはデメリットもあります。それは大きな規模のサイトであるがゆえに、求人が埋もれてしまう点です。
LinkedInは世界最大級のビジネス特化型SNSです。多くのビジネスパーソンが利用しています。また海外発のサービスのため、留学経験者、英語上級者も登録している傾向にあります。
ハイレベルな英会話講師をお探しの場合や、将来的にはマーケティングなどの役割も担ってもらいたい場合は、LinkedInはおすすめです。
しかしながら一般的な英会話講師を採用する場合は、少し合わないと思います。また競合も多いサービスなので、小規模の英語事業者には合わないかもしれません。
もちろんやり方次第ではいい人材にアプローチができ、SNSで自社のブランドを宣伝して、理念や目標に賛同してくれる人材を見つけれる可能性があります。
マイナビ転職
マイナビ転職の大きな魅力は、豊富なオプションを提供している点です。これにより、企業側が希望する条件を持つ人材からのアプローチを増やすことができます。また、1973年創業の老舗企業であるため、信頼性も高いですし、「ウェブメン」というマルチデバイス対応のWeb面接システムも利用できるので、遠隔地の応募者とも簡単に面接が行えます。
しかし、デメリットに目を向けると、いくつかのポイントが見えてきます。たとえば、提供されているオプションは便利ですが、一つ一つの費用が高いという指摘があります。これにより、予算に限りがある中小企業にとっては、コストがかさんでしまう可能性があります。
さらに、サイトの操作性に関しても、少し複雑でどこに何があるのか分かりにくいと感じることがあります。これは、特に初めてマイナビ転職を利用する人にとっては戸惑いの原因となり得ます。
最後に、マイナビ転職には多くの企業が求人を出しているため、求職者にとっては特定の企業や情報を見つけるのに時間がかかることもあります。つまり、自社の求人が他社の中で埋もれてしまい、目立たせるためには追加の努力が必要になるということです。
URL:https://tenshoku.mynavi.jp
エンワールド
エンワールドは、外資系企業や日系グローバル企業への転職に特化した転職エージェントです。これは、英会話講師を含む専門職やスペシャリスト職を探す際に非常に有利です。また、管理職や高年収のポジションに強いのも特徴です。エンワールドのコンサルタントたちは、企業と求職者双方のニーズを深く理解しており、その上で求人を紹介してくれます。
しかし、他の大手の転職エージェントに比べて求人数が少ないことは、少し考慮する必要があります。特に、英会話講師のような特定の職種を探している場合、選択肢が限られることがあるかもしれません。さらに、コンサルタントの質にはばらつきがあるため、自分に合ったサポートを受けられるかどうかは少し運次第と言えるでしょう。
ビズリーチ
ビズリーチは国内最大級のハイクラス転職サイトで、特に管理職や専門職向けの求人が豊富です。アドバイザーが企業の採用ニーズに合わせたサポートを提供し、スカウト型のサービスを通じて企業のニーズに合った候補者を効率的に探すことができます。
しかし、ビズリーチを利用する際にはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。まず、スカウトメールを用いた候補者へのアプローチは、企業側にとってかなりの労力を要求されることがあります。これは、特に多くの候補者にアプローチする必要がある場合に顕著です。
さらに、ビズリーチはハイクラスの市場に特化しているため、その範囲に限定されるという点もデメリットと言えるでしょう。英会話講師のような特定の職種を探している場合、ビズリーチが提供する市場の範囲内で適切な候補者を見つけることが難しいかもしれません。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界でNo.1の求人数を誇る大手転職エージェントです。そのため、様々な職種や業界に対応しており、英会話講師を含む幅広い職種の求人を見つけることができるでしょう。
しかし、リクルートエージェントを利用する際には、いくつかのデメリットも考慮が必要です。特に、英語人材を採用するために特化したサービスではないため、英会話講師の採用に関しては他の専門エージェントと比べると少し不利かもしれません。また、リクルートエージェントは良くも悪くも「一般的な転職エージェント」というイメージがあります。これは、特定のニーズや専門性を求める場合には、他の専門的なサービスを併用することを検討する必要があることを意味しています。
英会話講師.com
英会話講師の採用に特化しているのが大きな魅力です。英語教育に特化した求人サイトなので、対象となる求職者層へのアクセスがしやすいです。また、メルマガ登録者数が多く、多くの英語事業者が利用している点も、効果的な採用活動につながるでしょう。
しかし、いくつかのデメリットもあります。まず、大手企業に比べて、ベンチャーや中小企業の求人が多い傾向にあります。これは、大規模な採用を考えている企業にとっては限界があるかもしれません。また、求人を掲載するのには費用がかかります。このため、最初は無料からスタートして様子を見たい企業にとってはデメリットになるかもしれません。
さらに、求人掲載後に自社で直接編集することができない点も考慮する必要があります。これは、求人情報を迅速に更新したい場合や、より柔軟な運用を望む企業にとっては不便かもしれません。
URL:https://www.eikaiwakoushi.com
Daijob.com
外資系企業や様々な業種の求人に強く、世界で活躍できる人材を探している企業にとって魅力的です。通信、ソフトウェア、製造業、金融・保険など幅広い分野の求人があり、スカウトメールを通じてダイレクトに候補者にリーチできる点も大きな利点です。
しかし、Daijob.comを利用する際のデメリットもあります。特に、大手企業よりもベンチャーや中小企業の求人が多い傾向にあるため、大規模な採用や特定の業界に特化した人材を探している場合には不向きかもしれません。また、職務経験が少ない方も利用しやすいサイトであるため、求人に応募する候補者の職務経験やスキルレベルは多様になりがちです。これは、特に経験豊富な英会話講師を求めている場合、適切な候補者を選ぶためにより注意深いスクリーニングが必要となることを意味しています。
英語転職.com
英語力を活かした職種に特化しており、ミドルマネジメントからエグゼクティブクラスまで幅広い求人が見つかります。つまり、英会話講師のような職種に関しても、質の高い求職者と出会える可能性があります。
ただし、英語転職.comにはいくつかのデメリットもあります。一つは、他の一般的な転職サイトに比べて求人の種類や数量が限定されていること。特に英語を使う職種に特化しているため、他のサイトよりも選択肢が狭まる可能性があるんです。また、求職者が求人を見るためにはサイトへの登録が必要です。これは、求人情報へのアクセスが限られてしまうという点で、採用活動に影響を与えるかもしれません。
URL:https://www.english-jac.com
キャリアクロス
特に外資系企業の求人が多く、国際的な人材を求める企業にとって非常に有用です。つまり、英会話講師の採用においても、国際的なバックグラウンドを持つ候補者を探している場合に役立つでしょう。
しかし、キャリアクロスを利用する際にはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。特に、一部の利用者からはサイトの登録プロセスが複雑であるとの声が挙がっています。これは、採用担当者にとっては迅速な求人掲載や候補者との連絡を取る上で障壁となるかもしれません。
URL:https://www.careercross.com
おわりに
英会話講師の採用に適した求人サイトを選ぶ際は、それぞれのサイトの特徴や利用者のニーズを理解することが重要です。今回ご紹介した「英会話講師の採用におすすめの求人サイト11選」では、各サイトのメリットとデメリットを比較してみました。採用する企業の規模や求める人材の種類、職種に応じて最適なプラットフォームを選ぶことが、成功への鍵となります。
一部のサイトでは特定の業界や職種に特化しており、また他のサイトは幅広い業種や職種に対応していることが分かります。英会話講師の採用においては、特に英語力を生かせる職場環境や、国際性を重視する企業にとって重要な選択肢となるでしょう。
最終的には、各企業の具体的な採用戦略や候補者の質、コスト、サービスの使い勝手などを総合的に考慮して、最適な求人サイトを選ぶことが大切です。それぞれのサイトが提供するユニークな機能やサービスを活用し、効果的な採用活動を展開してください。
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