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通訳の年収・給料・時給!正社員とフリーランスの格差は?

  • 投稿日時:8か月前

この記事では「通訳の年収、時給、収入」についてお話ししていきます。

通訳の仕事ってかっこいいですよね。

テレビでハリウッドスターが来日した際のインタビューで、活躍している女性通訳の方なんかを見ると、英語力を武器に独立されていて凄いなと感心します。

おそらく英語学習をしている多くの方も、英語を話せるようになった未来のキャリアの一つとして「通訳者」を考えているのではないでしょうか?

そしてその目標のために、海外留学をしている方もいるでしょう。

しかし気になるのは「通訳になって稼げるの?」ですよね。

確かに有名な通訳者さんは高い年収をもらっている印象はありますが、その他大勢については、あまり情報がない。

そこでこの記事では「通訳の年収、時給、収入」について徹底解説をします。正社員での仕事から、アルバイト、フリーランスでの収入まで網羅しています。

また有名通訳者を例にとり、年収を上げる方法についても書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。


通訳の年収

日本における通訳者の給料は、雇用形態(正社員、派遣社員、アルバイト・パート)や経験、専門性、業務内容などによって異なります。以下に、それぞれの雇用形態での通訳者の給料について説明します。

(求人ボックスより引用)

正社員:365万円
派遣社員:平均時給1,544円
アルバイト・パート:平均時給1,338円

正社員

求人ボックスのデータに関しては、おそらく正しいデータが反映されていません。

正社員の通訳の場合、400万円~800万円程度が一般的です。

正社員として働く通訳者は、安定した給与を受け取ることができます。年収は経験やスキル、専門分野によって異なりますが、このレンジで治るのが一般的でしょう。

また、正社員として働く通訳者は、福利厚生や昇給・昇格の機会も享受できるので、フリーランスや派遣、アルバイトで働くよりもメリットがあります。

役職がついたり、重要な仕事を任せられるようになれば、1000万円を超える年収をもらえることもあるでしょう。


派遣社員

派遣社員として働く通訳者は、派遣会社を通じて企業や組織で働く形態です。

給与は、時間単位や日給、月給などで支払われ、経験やスキルに応じて変動します。

おおよそ時給2,000円~4,000円、または月給25万円~45万円程度が一般的です。

派遣社員は、福利厚生が正社員に比べて劣る場合がありますが、働く場所や期間を選ぶ柔軟性があります。また時給は日本の平均から見てもかなり高いです。

通訳者の多くの方は、通訳派遣会社に登録して仕事をもらうことが多いので、派遣としての仕事は多いでしょう。


アルバイト・パート

アルバイトやパートで働く通訳者は、短期間や不定期で働くことが一般的です。

給与は主に時間単位で支払われ、経験やスキルに応じて変動します。おおよそ時給1,500円~3,500円程度が一般的です。

アルバイト・パートは、正社員や派遣社員に比べて福利厚生が少ないか、ないことが多いですが、働く時間や期間に柔軟性があります。


フリーランス

フリーランスの通訳者は、独立して働く形態で、企業や組織と直接契約するか、またはエージェントを通じて仕事を受注します。フリーランス通訳者の収入は、経験やスキル、専門分野、仕事の量や内容、交渉力などによって大きく変動します。

通常、フリーランス通訳者の報酬は、時間単位(時給)、半日単位(半日給)、1日単位(日給)などで支払われます。一般的な報酬の範囲は以下の通りです。

  • 時給:3,000円~6,000円
  • 半日給:10,000円~30,000円
  • 日給:20,000円~60,000円

ただし、これらの金額は目安であり、通訳者の専門性や実績、業界や地域、依頼内容によって大きく異なることがあります。また、フリーランス通訳者は、自分で仕事を見つける努力が必要であり、仕事の量や安定性は一定ではありません。

フリーランス通訳者は、自営業者として扱われるため、税金や社会保険の手続きも自己責任で行わなければなりません。また、福利厚生がないため、自分で将来のための貯金や保険などを計画する必要があります。しかし、自分のスケジュールや働き方を選ぶ自由があり、様々な分野や業界での経験を積むことができます。

通訳スタイルによる給料面の違い

通訳は、方法や対象分野によっていくつかの種類に分類されます。

そして通訳スタイルによって収入は変わります。ここではまず主な通訳の種類と分野について説明し、その後給料面での違いを説明します。

同時通訳(給料:高い)
話者が発言すると同時に翻訳を行い、リアルタイムで聞き手に情報を伝える方法です。国際会議、テレビ番組、政治イベントなどで使用されることが多いです。高い集中力と瞬発力が求められるため、同時通訳者は特別な技術と経験が必要とされます。

逐次通訳(給料:普通)
話者が一定の区切りで発言を停止した際に、その内容を翻訳して聞き手に伝える方法です。ビジネス交渉、観光案内、教育、医療現場などでよく使用されます。逐次通訳者は、短時間で情報を整理し、適切な翻訳を行う能力が求められます。

ウィスパリング通訳(給料:普通)
通訳者がクライアントと一緒に行動し、連日の会議や交渉、観光などの場面で通訳を行う方法です。通訳者は、クライアントのニーズに応じて、様々な場面でサポートを提供する必要があります。柔軟性と対応力が重要となります。

電話・リモート通訳(給料:低い)
電話やインターネットを利用した通訳サービスで、話者と聞き手が離れた場所にいる場合に用いられます。医療、法律、ビジネスなど、様々な分野で需要があります。リモート通訳者は、聞き手と話者の声や表情が直接見えない状況でも、的確な翻訳を行う能力が求められます。


同時通訳(給料:高い)

同時通訳は高度な技術と集中力が求められるため、一般的に他の通訳スタイルよりも報酬が高いです。

同時通訳者は、国際会議や政治イベントなどで活躍し、専門知識が必要な場合もあります。経験や専門性に応じて、報酬はさらに高くなることがあります。

海外の政治演説を日本の通訳者が、そのままライブで通訳している時がありますよね?あれが同時通訳の代表例です。

そのとき2〜3名の通訳者が交代で通訳している時がありますが、あれは高度な技術と集中力が求められるため、正確な通訳ができるようにあのような体制を取ります。

このように難易度の高い通訳のため、高い報酬になる傾向があります。


逐次通訳(給料:普通)

逐次通訳は、ビジネス交渉や観光案内など幅広い分野で活躍します。

報酬は、同時通訳よりも低い傾向がありますが、経験や専門性、業務内容によっては高額になることもあります。逐次通訳者は、情報を短時間で整理し、適切な翻訳を行う能力が求められます。

代表的な例を挙げると、大谷選手のヒーローインタビューで通訳の水原一平さんが、大谷選手がコメントを一定の区切りで言い終わった後に、まとめて翻訳してますよね?

あれが逐次通訳です。同時通訳のように話者と同時に翻訳するわけではないので、負荷は少ないです。


ウィスパリング通訳(給料:普通)

ウィスパリング通訳は、通訳対象者のすぐ側で囁くように翻訳を行います。

主に小規模な会議やイベントで活躍します。報酬は、同時通訳や逐次通訳に比べて低い傾向がありますが、経験や専門性によっては高くなることもあります。

よくハリウッドスターの方が来日した際のインタビューで、日本人の司会が質問をしている時に、耳元で通訳の方が何かを話してますよね?あれがウィスパリング通訳です。


電話・リモート通訳(給料:低い)

電話やオンラインで通訳を行うリモート通訳は、柔軟な働き方が可能で、場所や時間に制約が少ないです。

そのため、報酬は他の通訳スタイルに比べて低い傾向がありますが、需要が高まることで報酬が上昇する可能性もあります。

近年ではオンラインミーティングが一般化しており、電話・リモート通訳の需要も高まっています。

年収を上げる方法


通訳スキルを上げる

やはり通訳スキルを上げないことには、年収アップは厳しいでしょう。

通訳スキルを上げることで、より難しい通訳の仕事を受けることができます。難しい通訳の仕事ほど報酬が高くなる傾向にあるので、年収は上がるでしょう。

そしてスキルを上げるには独学や留学で英語力アップさせることや、実勢経験を積むことが挙げられます。


フリーランスになる

フリーランスになることも年収をアップさせるのに寄与します。

正社員として働くとどうしても年収の上限があり、1000万円くらいが上限となるでしょう。

またアルバイトの場合には、時給での仕事になるので、時給が高かったとしても継続的な仕事が来ない可能性があるので、正社員ほど稼ぐのは難しいかもしれません。

一方フリーランスの場合は、クライアントからの報酬を全て受け取ることができます。またあなたを指名して仕事を依頼している場合には、他の人よりも高い報酬を提示されている可能性が高いです。

ですから通訳として年収を上げるのであれば、フリーランスになるがいいでしょう。

有名な通訳の方はフリーランスや自分で法人を設立している方が多いですが、彼女らは翻訳事業も含め、年間数千万円の年収を得ていると推測されます。


専門性を上げる

専門性を高めることも通訳者としての年収を上げる方法の一つです。

通訳にもいろんなジャンルがありますが、やはり難しい分野での通訳は報酬が上がります。

例えば医療、経済、ビジネス、政治など大きなお金が動く場面での通訳の仕事は、報酬が高い傾向にあります。

逆に観光客向けの通訳など、動くお金が小さい分野では、得られる報酬も少ないでしょう。

もちろん医療、ビジネスなどは専門知識を身につける必要があり、大変なのですが、その分得られる報酬も大きくなるでしょう。


様々な通訳の能力と、翻訳スキルを伸ばす

同時通訳、逐次通訳、ウィスパリング通訳など様々な種類の通訳があるのですが、年収を上げたいのであればやはり難しい道を選んだほうがいいです。

具体的にはあらゆることをこなせる通訳になるのがいいでしょう。

例えば何度もこの記事で紹介していますが、通訳者であり翻訳家でもある戸田奈津子さんは、トムクルーズなどの海外のハリウッドスターが来日する際には、よく通訳をしています。

彼女は通訳の仕事では、同時通訳も逐次通訳も、ウィスパリング通訳も全て行っています。

また翻訳家としての仕事もプロとして行っており、タイタニックやロードオブザリングなど数々の名作の翻訳を手掛けています。

このように通訳はもちろんのこと、他の英語関連の仕事もすることが、全体としての年収も伸ばしますし、結果的に通訳の年収も伸ばすことになるでしょう。


知名度を上げる

先ほどの話と繋がるのですが、様々な英語関連の仕事をし、実績を積んだり、通訳の世界での露出を増やすことで、より多くの仕事をもらえます。

また仕事量だけでなく、一つ一つの仕事の大きさも変わってきます。

最初はとある企業同士の契約の場に通訳として参加していたのが、やがてテレビで海外スターの通訳者としての仕事をしている未来もあるかもしれません。

そしてテレビを見ていた誰かが、あなたに仕事を依頼したいと考えるかもしれません。

このように知名度が上がれば、信頼が積み上がり、年収も増えていくでしょう。

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英語力は就職・就活において有利になる10の根拠

通訳になるには?

通訳になるためには大学や大学院、短大や専門学校を卒業し、

その後、通訳者養成学校や研修プログラムを受け、その後通訳派遣会社の審査を通り、そして通訳者になるという流れが一般的です。

「独学じゃダメなの?」と感じる方もいるかもしれませんが、

通訳で求められる能力は英語力だけではありません。逐次通訳では、発言者の言葉を一度に記憶し、適切なタイミングで翻訳して伝えるなど、通訳特有の技術が必要です。

これらはただ英語力を上げれば自然と身につくものではないので、独学だと難しいでしょう。

また通訳としてキャリアを始めるには、基本的に通訳派遣会社に登録される必要があります。

そこから仕事をもらい、実績と実力をつけていくのが通訳のキャリアとして一般的でしょう。

もちろん将来的にはフリーランスの通訳として、直接仕事をもらえる日も来るかもしれませんが、実績もない状態でいきなり仕事を受けるのは難しいです。

また求人で通訳の募集がされていることがありますが、その場合も「通訳養成学校に通っていた」「通訳派遣会社に所属し、実践経験がある」などがないと、募集する側もなかなか採用したいと思わないです。

ですから通訳になるためには以下の流れが一般的となります。

「通訳者養成学校」→「通訳派遣会社」→「プロの通訳」

水原一平さんが通訳者になった方法

ちなみに大谷翔平選手の通訳である水原一平さんは、カリフォルニア大学リバーサイド校に通い、2007年の大学卒業後に通訳のキャリアをスタートさせました。

2010年にボストン・レッドソックスなどで活躍した岡島秀樹さんの通訳を務めています。

3年間のラグがあるのですが、その間はどこかで通訳を学んでいたか、現場で経験を積むなどしていたのだと推測します。

しかし彼は6歳からアメリカで育っているので、日本で生まれ育った日本人が、どこかで英語を独学で身につけて、いきなり現場で経験を積むというのは難しいかと思います。

ですのでまずは前述の流れで通訳のキャリアをスタートするのが一般的でしょう。

戸田 奈津子

トムクルーズの通訳者を務めたり、『タイタニック』や『ターミネーター』など超大作の翻訳を務めた、日本でも屈指の著名翻訳家・通訳者の戸田 奈津子さん。

彼女は1958年津田塾大学卒業後に生命保険会社の秘書の仕事に着くが約1年半で退社となります。

そして映画の字幕翻訳の第一人者であった清水俊二に手紙を書き、『鉄腕アトム』などの日本のテレビ番組を輸出用に英訳する仕事を紹介してもらうなどし、字幕では無いもののフリーランスとして翻訳を続け、洋画配給会社とも仕事のつながりができます。

転機となったのは1976年(昭和51年)、『地獄の黙示録』を撮影中のフランシス・フォード・コッポラ監督の来日時の通訳およびガイドを務めたことです。

なんと大学を卒業してから20年も経ってのことです。

その間にも様々な仕事を通訳者、翻訳者として行なっていたでしょうが、彼女は次のように語っています。

「自分が人の心のなかに入って、いろいろなドラマをつくるお手伝いをできるところです。もっとも、そのキャリアを形成するまでに、約20年間、踏ん張る形にはなりましたけど。」

もちろん今と昔では違うでしょうが、独学フリーランスとして通訳の仕事をするのは簡単とは言えないでしょう。

通訳になるには?大学や専門学校に行くべき?

まとめ:今は英語力を鍛えることだけを考えよう


この記事では通訳の年収について解説させていただきました。

年収を上げる方法はいろいろあるのですが、英語力がない人は英語力を上げる以外にすべきことはありません。まずはそこからです。

英語を話せるようになり、通訳の勉強をして、実践に出てからが年収を上げるにはどうしたらいいだろうか、と考えるフェーズでしょう。

ですから今はとにかく英語を楽しんで学んで、能力を伸ばしていきましょう。

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