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通訳に求められる英語力!TOEICや英検はどれくらい?

  • 投稿日時:8か月前

この記事では「通訳に必要な英語力」について解説していきます。

大学や独学で英語を学んでいる人にとって、通訳は空の上の存在といいますか、英語界でもトップに君臨する存在ですよね。

誰しも一度は、「英語ができるようになったら通訳の仕事をしてみたいな」と思うはず。

しかし同時にテレビなどで活躍している通訳者の方々を見て、「あんなに英語喋れてすごいな。自分もあんなふうになれるのかな?」と不安にもなるはず。

確かにみなさんネイティブレベルで話されてますから、無理はありません。

しかしながら日本で生まれ育った人が通訳になるのは努力次第で可能です。

多くの人が通訳に必要なレベルまで英語力を引き上げて、夢を叶えています。

この記事では「通訳に必要な英語力」そして「どうすれば通訳者になれるのか」を詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。


通訳に必要な英語力

TOEIC900点

まずTOEICで言うと、通訳者になりたいのであればTOEIC900点は最低でも必要だと考えてください。

これはあくまで最低ラインであり、TOEIC900点あっても必ず通訳者になれるわけではありません。

ではなぜ900点は最低でも必要なのか?

理由は、それ以下の点数だと通訳に必要な、語彙や文法の知識、リスニング力が欠けているからです。

そしてTOEICでその程度のスコアであるということは、スピーキングやライティングの能力はさらに低いということですから、通訳をするのが事実上不可能だからです。

もちろん通訳の会社にフリーランスとして登録できる基準として、TOEIC900点などが設けられているかもしれませんが、それはあくまで足切りラインのようなものですから、通訳になるにはそれ以上必要だと考えてください。

また実際にTOEIC900点台を取ってみるとわかりますが、それでも英語力は完璧には程遠いことがわかります。

リスニングで聞き取れないところも普通にありますし、リーディングでもよく意味が理解できない文章があるのです。

これは通訳をする上で致命的です。

900点でもこれですから、プロの通訳として仕事をするならもっと上の英語力が必要ということになります。


英検1級

英検に関しては1級というのが通訳になるための一つの基準になるでしょう。

しかしこれに関してもTOEIC同様、1級あれば通訳になれるわけではなく、最低これくらい必要ということです。

通訳では英検1級以上に高い英語力が求められるので、これくらい取れないとスタートラインにすら立てないと考えてください。

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そもそも通訳とは?

通訳とは、異なる言語間でコミュニケーションを円滑に進めるために、一方の言語で伝えられた言葉や文章をもう一方の言語に瞬時に翻訳する専門家のことを指します。

日本人にとっては、英語を日本語にする、または日本語を英語にする通訳が馴染みが深いですね。

野球の大谷翔平選手の通訳を務めている水原一平さん、トムクルーズ来日の際にいつも通訳をする戸田奈津子さんなどが日本でも知名度が高い通訳者ですね。

通訳者は、国際会議、ビジネス交渉、観光案内、外国人医療支援、裁判所での証言など、多岐にわたる場面で活躍します。

通訳は、主に以下の2つの方法に分けられます。

  1. 同時通訳:話者が話している途中で、その言葉をリアルタイムで翻訳して聞き手に伝える方法です。国際会議やテレビ番組などで一般的に使用されます。同時通訳は、話者の言葉を迅速かつ正確に翻訳しなければならないため、高度な技術と集中力が求められます。
  2. 逐次通訳:話者が発言を一時停止したところで、その言葉を翻訳し、聞き手に伝える方法です。ビジネス交渉や観光案内などでよく使用されます。逐次通訳では、短い時間で情報を整理し、翻訳し、伝える能力が求められます。

通訳者には、高い言語スキルだけでなく、リスニング力、メモリ力、コミュニケーション力、そして異文化への理解が不可欠です。

というのも今は、ただ通訳するだけであれば、AIでできてしまう時代がすぐそこまで迫っています。ChatGPTを使えばかなりの精度の通訳ができるでしょう。

しかし話している人の意図をしっかり汲み取り、聞き手にわかりやすい形で伝えるにはやはり人間が必要で、人間に求められているのはそれを再現する能力。

それを実現するのに必要なのが、高い言語スキルはもちろんのことメモリ力、コミュニケーション力、そして異文化への理解だったりするのです。

つまり短期記憶を保持して、話している人の内容の前後関係をしっかり意識しながら、その人の文化的背景も汲み取りつつ、聞き手にわかりやすい形で伝える能力です。

また、専門知識を持っている通訳者は、特定の分野での需要が高まることがあります。例えば、法律、医療、技術、スポーツなどの専門分野で活躍する通訳者がいます。

それだけじゃない!通訳の種類と分野

通訳は、方法や対象分野によっていくつかの種類に分類されます。以下に主な通訳の種類と分野について説明します。

  1. 同時通訳:同時通訳は、話者が発言すると同時に翻訳を行い、リアルタイムで聞き手に情報を伝える方法です。国際会議、テレビ番組、政治イベントなどで使用されることが多いです。高い集中力と瞬発力が求められるため、同時通訳者は特別な技術と経験が必要とされます。
  2. 逐次通訳:逐次通訳は、話者が一定の区切りで発言を停止した際に、その内容を翻訳して聞き手に伝える方法です。ビジネス交渉、観光案内、教育、医療現場などでよく使用されます。逐次通訳者は、短時間で情報を整理し、適切な翻訳を行う能力が求められます。
  3. ウィスパリング通訳:ウィスパリング通訳は、通訳者がクライアントと一緒に行動し、連日の会議や交渉、観光などの場面で通訳を行う方法です。通訳者は、クライアントのニーズに応じて、様々な場面でサポートを提供する必要があります。柔軟性と対応力が重要となります。
  4. 電話・リモート通訳:電話やインターネットを利用した通訳サービスで、話者と聞き手が離れた場所にいる場合に用いられます。医療、法律、ビジネスなど、様々な分野で需要があります。リモート通訳者は、聞き手と話者の声や表情が直接見えない状況でも、的確な翻訳を行う能力が求められます。

通訳の分野は、専門知識や技術が必要なものから、一般的な知識で対応できるものまで幅広く存在します。主な分野には以下のようなものがあります。

  1. 政治・外交:国際会議や首脳会談など、国家間の交流をサポートする通訳が求められます。
  2. 法律:裁判所や警察での審問、法的手続きなど、法律分野における通訳が要求されることがあります。法律用語に精通していることが重要です。
  3. 医療:病院やクリニックでの診察やカウンセリングなど、医療現場での通訳が必要とされる場合があります。医療用語や患者のプライバシーに関する知識が求められます。
  4. 教育:留学生や外国人講師のサポート、国際交流イベントなど、教育分野での通訳が活躍する場面があります。
  5. 観光・イベント:外国人観光客の案内やスポーツイベント、文化イベントなど、観光・イベント分野での通訳が求められます。
  6. メディア:テレビ番組や映画の制作現場、記者会見など、メディア関連の場面で通訳が必要とされることがあります。
  7. 技術・科学:研究所や企業の技術者とのコミュニケーション、専門的な技術・科学分野における会議や研究発表での通訳が必要とされる場合があります。

これらの通訳の種類と分野に対応するためには、通訳者は言語スキルだけでなく、専門知識や文化的な理解も必要とされます。また、各分野の特性やニーズに応じて、適切な通訳スタイルや技術を身につけることが求められます。次の節では、通訳に必要なスキルについて詳しく説明します。

通訳に求められる英語とその他の能力


スピーキング力:

スピーキング力は、通訳者にとって非常に重要な能力です。通訳者は、発言者の言葉を瞬時に翻訳し、聞き手に伝える役割を担っているため、以下の点でスピーキング力が求められます。

  1. 発音・アクセント:聞き手にとって理解しやすい、正確な発音とアクセントで話すことが求められます。翻訳された言葉が聞き手に正確に伝わるよう、明瞭で自然な発音が重要です。
  2. フレーズ・イディオムの適切な使用:状況に応じて適切なフレーズやイディオムを使い、意図を的確に伝える能力が必要です。特に、固有の表現や言い回しに対応できる柔軟性が求められます。
  3. 速さと明瞭さのバランス:話者のペースに合わせて翻訳を行いながら、聞き手が理解できる速さで話すことが重要です。速すぎず遅すぎない、明瞭なスピーキングが求められます。
  4. 語彙力:幅広い語彙力を持つことが求められます。状況に応じて適切な単語や表現を選び、意味を正確に伝えることが重要です。
  5. リズム・イントネーション:自然なリズムとイントネーションで話すことが求められます。聞き手にとって理解しやすい、流暢なスピーチが重要です。

これらのスピーキング力は、通訳者が発言者と聞き手のコミュニケーションを円滑に進めるために不可欠です。練習や経験を積むことで、スピーキング力を向上させることができます。


リスニング力:

通訳者は、発言者の言葉を正確に理解する必要があります。そのため、高度なリスニング力が必要です。特に、アクセントやイディオムに対応できる柔軟性が求められます。

以下に、通訳者に求められるリスニング力の主な要素を挙げます。

  1. 高い理解力:通訳者は、発言者の言葉を的確かつ速やかに理解する必要があります。そのため、高いリスニング力で発言者の言葉を正確に把握することが重要です。
  2. 異なるアクセントや方言への適応力:通訳者は、さまざまなアクセントや方言に対応できるリスニング力が求められます。発言者の言語背景に応じて、適切な理解を行う柔軟性が必要です。
  3. 速さに対応する力:通訳者は、発言者が話す速さに対応しながらリスニングを行う必要があります。速い話者にも遅れずに追従し、情報を正確に理解する能力が求められます。
  4. 聞き取りにくい発音や言い回しに対応する力:通訳者は、聞き取りにくい発音や独特の言い回しにも対応できるリスニング力が求められます。発言者の意図を理解するために、細かいニュアンスにも気を配ることが重要です。
  5. 同時的な処理能力:通訳者は、リスニングと翻訳・発言を同時に行うことが求められます。特に逐次通訳では、短い時間内に情報を正確に理解し、翻訳して伝える能力が必要です。

通訳者に求められるリスニング力は、練習と経験によって向上します。さまざまな言語環境に触れることで、高いリスニング力を身につけることができます。


メモリ力:

通訳者は、瞬間的に情報を記憶し、翻訳しながら伝える能力が求められます。特に逐次通訳では、発言者の言葉を一度に記憶し、適切なタイミングで翻訳して伝えることが重要です。

以下の点でメモリ力が求められます。

  1. 即時性:通訳者は、発言者の言葉をリアルタイムで聞き取り、瞬時に翻訳する必要があります。そのため、情報を素早く記憶し、適切なタイミングで伝える能力が重要です。
  2. 短期記憶力:通訳者は、短期間のうちに大量の情報を処理する必要があります。短期記憶力を鍛えることで、発言者の言葉を正確に覚えておき、適切な翻訳を行うことができます。
  3. 連続性:通訳者は、発言者の言葉を途切れずに翻訳する必要があります。そのため、一つの情報を翻訳している間も次の情報を記憶し続ける能力が求められます。
  4. 精密性:通訳者は、発言者の意図やニュアンスを正確に翻訳するため、細かい情報や表現も覚えておく必要があります。細部に至るまで情報を記憶できる能力が重要です。
  5. ストレス耐性:通訳者は、高い集中力を維持しながら情報を記憶する必要があります。ストレスや疲労が蓄積されても正確な記憶を維持できる能力が求められます。

通訳者のメモリ力は、練習や経験を通じて向上します。メモリ力を鍛えるトレーニングや、通訳の現場での実践経験を重ねることで、高いメモリ力を身につけることができます。


コミュニケーション力:

通訳者は、話者と聞き手のコミュニケーションを円滑に進める役割を担います。そのため、適切な言葉や表現を使って、両者の意図を正確に伝える能力が求められます。

通訳者に求められるコミュニケーション力の主な要素は以下の通りです。

  1. 相互理解の促進:通訳者は、双方の言語を翻訳するだけでなく、文化的な違いや背景にも配慮し、相互理解を促進する役割も担っています。そのため、両言語のニュアンスを正確に伝えるコミュニケーション力が重要です。
  2. クリアな発信力:通訳者は、翻訳した内容を明確でわかりやすい言葉で伝えることが求められます。聞き手に伝わるように、アイコンタクトや適切なトーン、表現力を駆使するコミュニケーション力が必要です。
  3. 受け手のニーズに対応する力:通訳者は、受け手のニーズや状況に応じて、適切な言葉や表現を選ぶことが求められます。聞き手の立場や背景を理解し、柔軟なコミュニケーションができる力が重要です。
  4. 状況判断力:通訳者は、会話の流れや状況に応じて、適切な対応を行う能力が求められます。場の空気を読み、適切なタイミングで発言するなど、状況判断力が重要です。
  5. チームワーク:通訳者は、他の通訳者や関係者と協力して仕事を進めることが多いため、円滑なチームワークを築くコミュニケーション力が重要です。相手を尊重し、意見交換や情報共有がスムーズにできる能力が求められます。

通訳者のコミュニケーション力は、経験や練習を通じて向上します。多様な状況でのコミュニケーション経験を積むことで、より効果的なコミュニケーション力を身につけることができます。


異文化理解力:

通訳者は、異なる文化背景を持つ人々のコミュニケーションをサポートするため、異文化間の理解が重要です。文化的な違いや慣習に配慮しながら、適切な翻訳を行うことが求められます。


専門知識:

特定の分野での通訳を行う場合、専門用語や業界知識が必要です。法律、医療、技術、ビジネスなどの分野での通訳では、専門的な知識を持っていることが求められます。


ストレス耐性:

通訳者は、高い集中力と瞬発力が求められる仕事です。プレッシャーの下でも冷静に対応できるストレス耐性が必要です。


時間管理能力:

通訳者は、話者と聞き手のコミュニケーションをリアルタイムでサポートするため、適切なタイミングで翻訳を行い、情報を伝える能力が求められます。

通訳になるには?

通訳になるためには大学や大学院、短大や専門学校を卒業し、

その後、通訳者養成学校や研修プログラムを受け、その後通訳派遣会社の審査を通り、そして通訳者になるという流れが一般的です。

「独学じゃダメなの?」と感じる方もいるかもしれませんが、

通訳で求められる能力は英語力だけではありません。逐次通訳では、発言者の言葉を一度に記憶し、適切なタイミングで翻訳して伝えるなど、通訳特有の技術が必要です。

これらはただ英語力を上げれば自然と身につくものではないので、独学だと難しいでしょう。

また通訳としてキャリアを始めるには、基本的に通訳派遣会社に登録される必要があります。

そこから仕事をもらい、実績と実力をつけていくのが通訳のキャリアとして一般的でしょう。

もちろん将来的にはフリーランスの通訳として、直接仕事をもらえる日も来るかもしれませんが、実績もない状態でいきなり仕事を受けるのは難しいです。

また求人で通訳の募集がされていることがありますが、その場合も「通訳養成学校に通っていた」「通訳派遣会社に所属し、実践経験がある」などがないと、募集する側もなかなか採用したいと思わないです。

ですから通訳になるためには以下の流れが一般的となります。

「通訳者養成学校」→「通訳派遣会社」→「プロの通訳」


水原一平さんが通訳者になった方法

ちなみに大谷翔平選手の通訳である水原一平さんは、カリフォルニア大学リバーサイド校に通い、2007年の大学卒業後に通訳のキャリアをスタートさせました。

2010年にボストン・レッドソックスなどで活躍した岡島秀樹さんの通訳を務めています。

3年間のラグがあるのですが、その間はどこかで通訳を学んでいたか、現場で経験を積むなどしていたのだと推測します。

しかし彼は6歳からアメリカで育っているので、日本で生まれ育った日本人が、どこかで英語を独学で身につけて、いきなり現場で経験を積むというのは難しいかと思います。

ですのでまずは前述の流れで通訳のキャリアをスタートするのが一般的でしょう。


戸田 奈津子

トムクルーズの通訳者を務めたり、『タイタニック』や『ターミネーター』など超大作の翻訳を務めた、日本でも屈指の著名翻訳家・通訳者の戸田 奈津子さん。

彼女は1958年津田塾大学卒業後に生命保険会社の秘書の仕事に着くが約1年半で退社となります。

そして映画の字幕翻訳の第一人者であった清水俊二に手紙を書き、『鉄腕アトム』などの日本のテレビ番組を輸出用に英訳する仕事を紹介してもらうなどし、字幕では無いもののフリーランスとして翻訳を続け、洋画配給会社とも仕事のつながりができます。

転機となったのは1976年(昭和51年)、『地獄の黙示録』を撮影中のフランシス・フォード・コッポラ監督の来日時の通訳およびガイドを務めたことです。

なんと大学を卒業してから20年も経ってのことです。

その間にも様々な仕事を通訳者、翻訳者として行なっていたでしょうが、彼女は次のように語っています。

「自分が人の心のなかに入って、いろいろなドラマをつくるお手伝いをできるところです。もっとも、そのキャリアを形成するまでに、約20年間、踏ん張る形にはなりましたけど。」

もちろん今と昔では違うでしょうが、独学フリーランスとして通訳の仕事をするのは簡単とは言えないでしょう。

通訳になるには?大学や専門学校に行くべき?

翻訳家になるには?大学や専門学校など進路は?

まとめ:通訳で通用する英語力を身につけよう


この記事では通訳に必要な英語力について解説させていただきました。

通訳は確かに高い英語力と日本語力、そのほかにも通訳の技術が必要なわけですが、努力次第で誰でも通訳になることができるでしょう。

ですから通訳になる夢をお持ちの方はぜひあきらめずに英語学習を続けてほしいと思います。

まずはTOEIC990点満点を取ることを目指しましょう。

それと同時に、海外留学などをして英会話力を高める。

そしてその後に通訳の勉強をして、実践経験を積み、プロの通訳に成長していく。

決して楽な道のりではないかもしれませんが、プロの通訳になれたら素晴らしい世界が待ってます。ぜひ頑張ってください。

通訳の年収・給料・時給!正社員とフリーランスの格差は?

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