留学経験は、多くの学生にとって人生を変える機会であり、新しい文化に触れるだけでなく、語学力を向上させることができます。また大人の留学でも同じことが言えるでしょう。
しかし留学が終わり、元の世界に戻ると、就職活動という現実が待っています。これから留学をしようと考えてる人も、今留学を考えている人も帰国後にちゃんと就職できるかが心配だと思います。
本記事では、留学経験を活かして効果的な就職活動を展開する方法について詳しく解説します。さまざまな業界や職種で求められるスキルを身につけることから、留学経験をアピールする方法まで、幅広い情報を提供します。
これから就職活動を始める留学生や、留学後のキャリアを模索している方にとって、本記事は有益なリソースとなることでしょう。どうぞ、最後までお付き合いください。
留学後は就職は難しい?
結論から言うと、留学は基本的には就職で有利になることもあれば、不利になることもある。曖昧な表現で申し訳ないですが、まさに「人による」としか言えないです。
なぜなら語学留学そのものが就職において評価されることはあまりないからです。語学留学は英語を学びに海外に行くわけですが、実際英語を話せるようになる人は少ないですからね。
もちろんビジネスで通用する英語レベルであれば、それは評価されます。また海外に留学したなど、英語以外の何かを学んだり、海外でインターンを経験した場合には評価されるでしょう。
一方語学留学の場合、基本的に英語以外で学ぶことは少ないので、評価されにくいです。英語が話せるようにならなかった場合は尚更。しかしながら留学後の就職が確実に有利になる場合もありますし、逆に不利になるパターンもあるので以下ご紹介します。
留学後の就職が有利になるパターン
新卒
大学在学中または卒業後に語学留学をした方々が、就職で有利になるパターンは以下の通りです。
- 高いレベルの英語力を身につけた
- 海外留学中に何らかのバイトをした
- 留学中にSNSなどで発信活動を行い、ビジネスの知見を身につけた。
- TOEIC800点台を取得した
- 海外で人脈を作ることができた
社会人
社会人の方々が語学留学をした方々も、上記と同じです。基本的に就職で有利になるのは
「英語力を話せるようになったか?」
「英語以外の何かがあるか?」
「TOEICなど客観的に英語力を証明するものはあるか?」
これらが重要となるでしょう。逆に言えば、社会人の場合、これら以外の部分は評価されないと考えるべきでしょう。
大学生であれば「海外のボランティアに参加しました」「世界30カ国を旅しました」といったストーリー性のあるものも評価される可能性がありますが、社会人の場合は、むしろそれらの話をすると不利になる可能性があります。それについては次にお話しします。
留学後の就職が不利になるパターン
新卒
大学在学中または卒業後に語学留学をした方々が、就職で不利になるパターンは以下の通りです。
- 留学したけど引きこもっていた
- 英語が話せるようにならなかった
- TOEICスコアなど英語力を証明するものがない
- 卒業後に留学した場合、新卒カードが消える
「留学中に引きこもる人がいるの」と思いますよね?実は結構います。私はヨーロッパとフィリピンに留学したことがありますが、どちらの国でもそういう人がいるという話を、学校の先生から聞きました。「彼はもう全然学校に来てないわね」と。
しかも学校をサボって友達と遊んでいるというわけでもなく、ただ海外で引きこもりをしていると。この場合は留学後の就職は不利になるでしょう。もちろん海外で引きこもるのはワーストケースだとしても、「英語が話せるようにならなかった」「語れるようなことを何もしなかった」場合には、特に留学が評価されることはないでしょう。
せっかく海外に行ったのであれば「海外の友達と毎晩お酒を飲んでました」「そのおかげで英語がまだ得意ではないけど、ある程度できます」といった新卒の学生の方が企業側からしたら面白いと思います。
最後に新卒カードが消えるデメリットですが、個人的にはそこまでないと思います。もちろんそれをなぜか気にする企業もあるかもしれないので、あなたがそのような企業に就職を考えているのであれば、語学留学はしない方がいいかもしれません。個人的には気にする必要は全くないと思いますが。
社会人
社会人の方々が語学留学をした方々も、以下の通りだいたい同じ。
- 留学したけど引きこもっていた
- 英語が話せるようにならなかった
- TOEICスコアなど英語力を証明するものがない
- 海外で遊んでいたと思われる
- すぐ会社を辞めると思われる
社会人の場合には語学留学がデメリットになる場合が、新卒よりもあると考えています。理由は太線で示している通り、「海外で遊んでいたと思われる」「すぐ会社を辞めると思われる」からです。
これは私自身も謎なのですが、日本には「遊んではいけない」「休んではないけない」「仕事はずっと同じ会社で続けなければいけない」という風潮があります。そうした風潮が強い会社に留学後に就職する場合には、語学留学をしていたことが不利に働く可能性もあるでしょう。
個人的には、社会人の方が人生を謳歌するために1年ほど海外で休むのもとても素晴らしいことだと思いますし、人生を豊かにするものなので、ぜひやるべきだと思いますが、それを許さない日本社会があるのも事実です。
「こいつはまたすぐ辞めるかもしれないから、不採用にしよう。」と考える可能性もあります。なので社会人の方で、留学後にもいいキャリアを続けていきたいと考えるのであれば、最低でも英語力を身につけることを目標に留学する必要があります。
帰国後の就職に生きる留学の仕方
上記のことを踏まえると、留学後の就職で生きる留学の仕方は次のようになるでしょう。
- 何が何でも英語力を上げろ
- TOEICスコアを800点台にまで持っていく
- バイトやインターンシップ
- 英語以外のスキルを身につけろ
- 人脈を作れ
何が何でも英語力を上げろ
新卒も社会人も、とにかく語学留学で大切なことは英語力を上げることです。
この結果が残せないと、留学後の就職で評価されることはないでしょう。むしろ「海外で遊んでた」というレッテルを貼られ、留学がデメリットになる可能性も少なからずあるでしょう。(遊んで何が悪いと私は思いますが…)
なので留学の最大の目的は英語に!そのために留学前の勉強もしておくといいでしょうし、「どうやったら英語話せるようになるのか?」を考えて戦略を立てるべきです。そして留学中も授業を受けて満足ではなく、授業時間外で必死に自分に必要な知識を頭に叩き込みましょう。
また積極的に遊びましょう!海外で面接官があなたの行動を見ているわけではありません。遊んでても、結果的に英語ができるようになればOK。海外の友達と飲みに行ったりして、積極的にアウトプットをして、英語ペラペラになってください。
そして留学後の就職で、「毎日机に向かって必死に勉強し、ボランティア活動に参加することで話せるようになりました」と言えばいいのです。英語ができるようになったのであれば、誰も文句は言えません。
TOEICスコアを800点台にまで持っていく
「英語を話せるようになりました」とは履歴書には書けないので、英語力の証明のためにTOEICスコアを取りましょう。最低でも800点台、できれば900点台を取ることが理想です。
今そこまでスコアが高くない人からすると、こんなハイスコア取れるの?と感じるかもしれませんが、実際のところそんなに難しくありません。少なくとも英語を高いレベルで話せるようになれば、少しのTOEIC対策をするだけで800点は軽く超えますよ。
後でデータを出しますが、TOEICスコアは間違いなく留学後の就職で有利に働きますので、ぜひ頑張ってください。
バイトやインターンシップ
語学留学中にバイトやインターンシップをするのは、留学後の就職において有利となるでしょう。バイトやインターンをしてたということは、現場で使える英語力があるという証明ですから、企業からしたらそのような人間は絶対に欲しいはずです。
また海外で仕事をすることは、英語力アップにもつながります。もちろん簡単ではないですが、自分ができる仕事からスタートしてみてはいかがでしょうか?もしかしたらそのまま「日本で働く意味がない」と考え始めてしまうデメリットもあるかもしれませんが。笑
英語以外のスキルを身につけろ
英語以外のスキルがあると、それも留学後の就職で有利になるでしょう。具体的には、SNSやYouTubeなどで海外生活に関する情報発信をして、少額でもいいのでお金を稼げれば、それはビジネス的な視点を養うことができます。
その他にもできることはあるかもしれませんが、やはり情報発信が最も手軽で、英語を学びながらできるので個人的にはおすすめです。
人脈を作れ
留学中に作った人脈が留学後の就職で役立つというのは、たまに聞きます。例えばフィリピンの社会人向け語学学校などでは、多くの日本企業の社員さんが夏休みなどの長期休暇を利用してきています。そのほかにも起業家の人がいたりします。
留学中にその人たちと仲良くなれば、フィリピン留学中に内定が決まるみたいなこともありますからね。また人伝てにあなたが欲しい仕事が見つかるかもしれません。
留学後の就活で英語が活かせる仕事一覧
ビジネス系
- 外資系コンサル
- 外資系金融
- 商社
- 外資系IT
旅行系
- キャビンアテンダント
- パイロット
- グランドスタッフ
- 航空管制官
- 入国審査官
- ホテル
語学系
- 通訳者
- 翻訳者
- 英会話スクール講師
- TOEICスクール講師
- 中高の英語教師
それぞれ解説します。
留学後におすすめの就職先:ビジネス系
外資系コンサル
代表的な企業:マッキンゼー、ボストンコンサルティング、A.T.カーニー、アクセンチュア、デロイトトーマツ
英語力が有利な理由: グローバルな案件が多く、英語を使って海外のクライアントやチームメンバーとコミュニケーションが必要です。英語力があることで、円滑なプロジェクト進行や情報共有が可能になります。
外資系金融
代表的な企業:ゴールドマンサックス、JPモルガン、モルガン・スタンレー
英語力が有利な理由: 国際的な金融取引や海外の市場動向を把握するため、英語力が不可欠です。英語力があることで、より効率的な情報収集や海外のクライアントとの交渉が可能になります。
商社
代表的な企業:三菱商事、三井物産、伊藤忠、住友商事、丸紅
英語力が有利な理由: 商社では、国際取引や海外市場開拓が日常業務であり、英語でのコミュニケーションが必要です。英語力があることで、海外取引先との交渉や新たな市場への進出がスムーズに行えます。
外資系IT
代表的な企業:Apple、Amazon、Google、Meta、Microsoft、Tesla
英語力が有利な理由: グローバルな開発チームや海外の顧客と連携が必要で、英語での技術情報や要件の共有が求められます。英語力があることで、国際的なプロジェクトへの参加や技術的なサポートが可能になります。
留学後におすすめの就職先:旅行系
キャビンアテンダント
代表的な企業:ANA、JAL、デルタ航空、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズ
英語力が有利な理由: 国際線では、様々な国籍の乗客と対応するため、英語力が重要です。英語力があることで、乗客へのサービスや安全対策の説明が円滑に行えます。
パイロット
代表的な企業:ANA、JAL、デルタ航空、エールフランス、ブリティッシュエアウェイズ
英語力が有利な理由: 航空業界の国際標準言語が英語であるため、管制官とのコミュニケーションや航空関連情報の理解に英語力が必要です。英語力があることで、安全な飛行が可能となります。
グランドスタッフ
代表的な企業:ANA、JAL、スイスポート
英語力が有利な理由: 国際線ターミナルでは、様々な国籍の乗客や航空会社スタッフと対応するため、英語力が重要です。英語力があることで、チェックイン手続きや搭乗案内、問い合わせ対応がスムーズに行えます。
航空管制官
英語力が有利な理由: 航空業界の国際標準言語が英語であり、パイロットや他の航空管制官とのコミュニケーションが英語で行われます。英語力があることで、正確で迅速な指示や情報共有が可能となり、安全な航空交通を維持できます。
そもそも英語力がないと転職できないので採用で有利に働くことはないですが、平均年収は500〜700万と他の職業よりも収入面で有利です。
入国審査官
英語力が有利な理由: 入国審査では、世界中から来る旅行者やビジネスマンと対応するため、英語力が重要です。英語力があることで、入国手続きや質問に対する回答がスムーズに行え、円滑な審査が可能になります。
ホテル
代表的な企業:マリオット、ヒルトン、ハイアット、フォーシーズンズ
英語力が有利な理由: ホテル業界では、国際的なお客様と対応することが多いため、英語力が不可欠です。英語力があることで、チェックイン・チェックアウト手続きや客室案内、観光情報提供などのサービスが円滑に行えます。
留学後におすすめの就職先:語学系
通訳者
英語力が有利な理由: 通訳者は、英語と母国語を流暢に話すことが求められ、異なる言語間でのコミュニケーションを円滑に行う役割があります。高い英語力があることで、より正確で自然な通訳が可能となり、クライアントのニーズに応えられます。
翻訳者
英語力が有利な理由: 翻訳者は、英語と母国語の文章を正確に翻訳する能力が求められます。高い英語力があることで、原文の意味やニュアンスを正確に理解し、適切な翻訳が可能となります。
英会話スクール講師
代表的な企業:ECC、イーオン、ENGLISH COMPANY
英語力が有利な理由: 英会話スクール講師は、生徒に英語を教える役割があり、英語力が高いことが求められます。高い英語力があることで、生徒に正確な発音や表現を教え、効果的なコミュニケーションを身につけさせることができます。
英会話講師になるには?7つの方法:留学やワーホリは活かせる?
TOEICスクール講師
代表的な企業:TAC、アイザック、ECC、ENGLISH COMPANY
英語力が有利な理由: TOEICスクール講師は、生徒にTOEIC試験の対策を指導する役割があります。高い英語力があることで、試験の問題や解答に関する詳細な解説ができ、生徒のスコア向上に貢献できます。
中高の英語教師
英語力が有利な理由: 中高の英語教師は、生徒に英語の基礎から上級レベルまでの教育を行う役割があります。高い英語力があることで、正確な知識や表現を生徒に伝え、効果的な学習を促進できます。また、英語力が高い教師は、生徒の英語学習へのモチベーション向上にもつながります。
これらの職種では、高い英語力があることで、国際的なコミュニケーションの円滑化、業務効率の向上、顧客満足度の向上、教育効果の最大化など、様々な面で有利に働きます。英語力を磨くことで、これらの職種での成功に大きく寄与できるでしょう。
英語力は留学後の就職で有利になるデータ一覧
結論から言うと、英語力があると留学後の就職でとても有利になります。データを用意したのでご覧ください。
TOEICスコアと転職活動の関係
日本の転職活動において、TOEICスコアは企業が英語力を評価する際に一般的に利用される指標です。
リクルートが2019年に実施した調査によると、新卒採用で英語を必須とする企業の割合は約30%であり、そのうち過半数がTOEICスコア600点以上を求めていました(リクルートワークス研究所, 2019)。また、TOEICスコアが高いほど、転職内定率が高くなる傾向がありました。
英語力があると平均年収740万円。ないと610万円
日本のビジネスパーソンを対象とした調査によると、英語力が高いほど年収が高くなる傾向があります。
例えば、ビズリーチが2017年に実施した調査では、TOEICスコア800点以上のビジネスパーソンの平均年収は約740万円であり、TOEICスコア600点台の平均年収は約610万円でした(ビズリーチ, 2017)。この結果からも、英語力が高いと報酬が高くなる可能性が示唆されます。
グローバル企業の約74%は英語力を求める
グローバル企業においても、英語力が重要視される傾向があります。
エン・ジャパンが2020年に実施した調査によると、グローバル企業の約74%が英語力を求めており、そのうち約28%が日常業務で英語が必要とされるポジションだとされています(エン・ジャパン, 2020)。
英語力があると転職成功率は60%。そうでないと47%
英語力が転職成功率にどのように影響するかを調べたデータもあります。ダイヤモンド・オンラインが2017年に実施した調査では、英語力があるビジネスパーソンの転職成功率が約60%であり、英語力がない人の転職成功率が約47%であることがわかりました(ダイヤモンド・オンライン, 2017)。
この結果から、英語力があることで転職市場でも有利になることが示唆されます。
日本の学生の約49%は海外転職に興味あり
英語力があることで、海外転職のチャンスも広がります。ディスコが2019年に実施した調査によると、日本人学生の約49%が将来的に海外で働くことに興味を持っており、その際の必要条件として英語力が挙げられていました(ディスコ, 2019)。また、英語力がある人ほど海外転職の成功率が高くなるとも言われています。
英語を使う仕事は年収が高いから求人倍率が3.1倍
英語を使う仕事の求人倍率も、英語力が転職活動でどれくらい重要かを示す指標の1つです。
マイナビが2018年に実施した調査では、英語を使う仕事の求人倍率が平均3.1倍であるのに対し、英語を使わない仕事の求人倍率は平均2.4倍でした(マイナビ, 2018)。この結果から、英語を使う仕事への競争が激しくなっていることがわかります。
つまり英語を使う仕事は年収面などでより良い条件が出されており、それに人が殺到している状況。
TOEIC800点以上なら転職率97%、600以下は80%
英語力があることで、転職率にどのような影響があるかを示すデータも存在します。例えば、早稲田大学が2015年に実施した調査では、英語力が高い学生ほど転職率が高い傾向が明らかになりました。この調査では、TOEICスコアが800点以上の学生の転職率が約97%であり、一方でTOEICスコアが600点未満の学生の転職率は約80%でした(早稲田大学, 2015)。
新卒採用で英語力が求められる職種が43%
ある職種で英語力がどれくらい求められるかを示すデータも参考になります。マイナビが2018年に実施した調査では、新卒採用において英語力が求められる職種が約43%であることがわかりました。これは、企業がますます国際化し、英語力が重要なスキルとして認識されていることを示しています(マイナビ, 2018)。
英語力が高いと2年早く昇進できる
英語力があることで、プロモーションのチャンスも広がります。ビズリーチが2017年に実施した調査では、英語力が高いビジネスパーソンほどプロモーションのチャンスが多いことが示されました。この調査では、TOEICスコアが800点以上のビジネスパーソンの平均昇進年数が約8.4年であるのに対し、TOEICスコアが600点台のビジネスパーソンの平均昇進年数は約10.7年でした(ビズリーチ, 2017)。
これらのデータから、英語力が転職活動やキャリアにおいて重要であることがわかります。ただし、英語力が必要な職種や業界もありますので、自分の目指す職種や業界に応じて英語力を磨くことが重要です。
留学中どれほどTOEIC上げれば就職で使える?
結論から言うと、留学後の就職ではTOEIC800点台から評価されると考えてください。いかスコア別の評価になります。
TOEICスコア 600点以上
スコアが600点以上ある場合、一般的なビジネスシーンで英語を使用することが可能とされます。ですので国内の企業で英語を使用する機会がある職種や、英語を使用することが求められる企業での転職活動が有利になります。
TOEICスコア 730点以上
スコアが730点以上ある場合、英語力があると評価される企業が増えます。多くのグローバル企業では、730点以上が一定の英語力を持っているとみなされることが多いです。このスコアがあれば、海外とのコミュニケーションが頻繁に発生する職種での転職活動が有利になります。
TOEICスコア 860点以上
スコアが860点以上ある場合、高度な英語力があると認識されます。このレベルの英語力を持っていれば、英語を母国語としない国際的な環境で働くことが可能です。また、英語を活かした専門職(例:翻訳家、通訳、外資系企業のマネージャー等)での転職活動が有利になります。
これらのスコア目安はあくまで一般的な傾向であり、企業や業界、職種によって求められるスコアが異なることがあります。
目指す業界や職種の求人情報や企業の採用要件を確認し、自分に適した目標スコアを設定することが重要です。
ちなみに600点以下のTOEICスコアに関しては、英語力があると言えるレベルではないので、評価されることはないでしょう。
TOEICスコアと年収
年収 | |
スコアなし | 379万円 |
300点未満 | 374万円 |
300点台 | 419万円 |
400点台 | 434万円 |
500点台 | 437万円 |
600点台 | 436万円 |
700点台 | 459万円 |
800点台 | 487万円 |
900点台 | 534万円 |
評価ゾーンは大きく以下の4つに分かれることがわかります。
- スコアなし〜300点台:平均390万円
- 400点台〜600点台:平均435万円
- 700点台〜800点台:平均473万円
- 900点台 :平均534万円
900点台だけ明らかに頭一つ抜けていることがわかります。これはTOEICスコアが高いと言うより、現場で使えるレベルの英語力があるからだと思います。そのため昇進も早く、平均年収が上がっているのでしょう。
また900点台を取れる地頭の良さが、仕事での成績につながっていることも考えられます。
TOEICで年収は確実に上がる理由7選。でも900点ないと…
まとめ:語学留学をして留学後の就職に活かそう!
本記事では留学後の就職を考慮した上で語学留学について語ったので、少しネガティブなことも書きました。
しかしながらあえて無責になことを言うと「留学しちゃいましょう!」。あなたの人生はあなたのものですから、自分がやりたいことをすればいいだけです。
「留学したことで、印象悪くなったらどうしよう」とか考える必要がないです。他人の人生は生きないでください。そもそも留学しようがしまいが、人生が大きく変わることはないです。
能力や学齢があればいい企業に入れますし、そうでなければ最初から無理だっただけの話。だから好きなことをしてください。自分で道を開くことで道は開けます。そして自分の人生にあった良い縁を引き寄せられるのです。
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